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練習日誌・スペイン体験談のページです

2006年2月25日 (土) 雪の中で300m×5
 今週は月曜にロードで200m×10を80秒前後のジョグつなぎで行いましたが、平均で39秒近くかかりました。1本目が少し自重したような感じでしたが、前回行った時も最初36秒でも最終的には38秒にとどめているので、やや速いペースで入って耐えていくような展開にしたいですね。
 今日は雪混じりの雨で、トラックにも少し積もっていました。しかし明日も天気は悪いという予報なので、出来るうちに走ってしまえとレスト5分で800mペースの300m×5を敢行しました。凍結はしていないのでアップシューズで大丈夫かと思いましたが、滑るような感じで1,2本目は55秒,54秒とタイムが上がらないので、その後はスパイク着用(持ってきて正解でした!)。滑らないものの今度は涙のせいで54,55,54秒、前回同様乳酸が溜まった中での走りでした。結局平均54秒台に留まりましたが、何とか800mのベストタイムペースより速い平均52秒台を目指したいところです。ちなみに雪の中でのトラック練習は、マドリッドでは初めてですね。
2006年2月22日 (水) フローリアンと日本食レストランへ
 日曜日に、同じアパートのドイツ人フローリアン(前に書いたフローレンシアは間違い)とマドリッド中心街にある日本食レストランへ行きました。2件並んでいる日本食レストランのうちの一つで、「ろばた」という店に入りました。以前一度来た事があり、その時と同じ刺身盛り合わせ、てんぷら盛り合わせ定食を注文しました。フローリアンはドイツで何度か日本食を食べた事があるようで、慣れないながらも箸の使い方はなかなかでした。味の方は日本でのものと殆ど変わりなく、非常においしいと思います。最後に小倉アイスを注文しましたが、これと飲み物を含めて二人で90ユーロ(1万3千円)。高い食事代になりましたが、来月末にはフローリアンがドイツに帰るため、その前の記念にと思っていたので悪くはなかったと思います。・・・・えっ?

「シルビアは今回もハミゴなのか?」

 えーっとですねー、彼との会話ではシルビアのシの字も出て来なかったのですが、まー何と言うんでしょうか、フローリアンとシルビアはお互い会話出来ませんし、「敢えて声を掛けるのは止めた」というところでしょうか。と言う訳で、決してハミゴにしたのではないという事が信じて頂けるかと思います。
2006年2月19日 (日) 冬練は次のステップへ
 先日の1500mレースをもって冬練の第1段階は終了。これからは800mペースを基調としたインターバルを開始します。火曜日はロードコースで200m×5を行いましたが、5本ということもあってつなぎジョグを70秒前後と前回より10秒位速くしてみました。最初は35秒だったものの、37,37,38,39秒と徐々にペースダウン。このメニューは800mペースよりは遅く、出来ればまだ10本は行いたいので、ジョグは80秒位でインターバル走を37秒ペースに維持出来るようにしたいです。
 昨日は300mトラックで800mペースの300m×5を実施。昨年の経験から5分レストで52〜3秒を目標にしました。1本目は50秒とややオーバーペース、その後53,54,54,56秒とペースが落ち、800mペースにはまだ適応出来ていない事を実感しました。3本目から脚は勿論腕にも乳酸が溜まり始め、疲労度は2分レストの300m×10よりきつい内容でした。最後のダウンジョグもヘロヘロで、まるで幽霊がジョギングしているよう。加えて何度も脚がつりそうになりました。この練習も全て一定のタイムでこなしたいので、最終的には5本(出来ればさらに追加)とも52秒前後でまとめられるようにしたいところです。次のレースは4月下旬となりますので、3月末までに現在のペースから300m45秒位のペースまで移行していく予定です。なお800mペースであれば600m走なども取り入れてみたいですね。
 ところで、今月下旬にはジュニア対象の試合が結構あるんですが、「1988年生まれ、ジュニアでーす!」と言って参加するってのはどうですかね?・・・すいません、もう二度と言わないので許して下さい。
2006年2月18日 (土) マドリッド陸上協会の仲間たち
 今年はマドリッドでの競技会参加も3年目となり、試合でも知り合いが増えてきました。そこで、よく話をする選手について何人か紹介したいと思います。なおベラベラ星人とベラ子さんについては、先日の体験談を参照してください。

<セルヒオ>
1500m4分38秒の17歳。先週の1500mレースの前に、私が1週目のペースを尋ねた少年である。気持ち悪い位色白なのに加え、メガネをかけているせいか競技者に見えない。レースでは常に淡々と走り、闘争心が前面に出ないタイプ。日本だったら、サングラス先生に毎回説教されそうな学生。

<アウグスチン> 
混成競技選手だが400mと槍投げがメインという謎の少年。昨年の400mレースでは、60m地点にしてインコーナーのアジア代表選手に抜かれる。体型から見て明らかに純スプリント種目が強そうなのだが、一体何が得意なのかは不明。

<ルーベン> 
800m1分58秒の大学生。ベラ子さんとは大違いで、とても愛想が良い。最近髪を伸ばしたのだが、雷様みたいで非常に格好悪く、マドリッド陸上協会では最も長髪の似合わない選手の一人である。

<ブラック兄さん>
私と同じ大学の研究員で、昨年は400mで50秒1。イギリスの往年の400m選手ロジャーブラックに風貌とドタバタした走りが似ていることから命名。ルーベンとは正反対に長髪が似合う非常にいい男で、絶対モテモテのはずである。先日のマドリッド選手権では幅跳びに出場するも、痛恨の肉離れ。実はフランス人であることが最近判明した。

<モジモジ選手>
400m53秒台の医学部学生。一般的なスペイン人の雰囲気とは異なり、日本人のようにモジモジしながら話す。「私は○○です」という日本語は知っている。

<泣き走りおじさん> 
300mトラックで時々会う40台後半の選手で、200m26秒台・400m59秒台と未だ健在。しかしもっと素晴らしいのは、400mレース時に200m過ぎから泣き始めて、そのままゴールするという事。アジア代表選手でも泣くのはラスト100mだけで、尊敬するランナーの一人。

<カチョおじさん> 
40代前半で昨年の1500mは4分8秒という強者。顔がスペインの誇る1500mランナー・フェルミンカチョに似ているが、生涯ベストが3分40秒でかつてはスペイン選手権でカチョと一緒に走った経歴を持つ。しかし衰えて4分一桁だもんね。。。

<福本おじさん>
陸上協会の審判員で、元阪急ブレーブスの福本豊選手に顔がそっくり。込み入った話はしないが、いつも声を掛けてくれる。

<ピグモンおじさん>
先日の1500mで私が付いていった50歳前後のランナー。タラコ唇の顔は大きいが足が細く、ロングタイツ姿はウルトラマンに出てくるピグモンを髣髴とさせる。昨年の800mレースでは私が勝ったが、1500mと3000mでは歯が立たない。


他にも色々な選手と話しますが、仲良くなったら機会を見つけてまた紹介したいと思います。
2006年2月14日 (火) 冬季マドリッド選手権参戦記
 12日は冬季のメイン大会となるマドリッド選手権。昨年からこの大会で1500m5分切りを達成しようと考えて来て、その布石として昨秋は積極的にロードの1マイルレースに出ていた訳です。現実には2週間前の結果から見て5分切りは難しいが、自己記録の5分8秒は達成可能かという予想。今回は気温が10度以上ありコンディションも良いと言えるので、あくまで記録狙いで臨む事にしました。この日まずトラックに着いて確認したのが、ベラ子さん(女版ベラベラ星人)の動向。来ていないことが分かるや、安心してアップに取り掛かりました。

 スタート前、知り合いの少年に最初の400mを何秒で入るか尋ねたところ72秒位という事。これはいくら何でも速過ぎるので、スタート後にペースの合う人がいれば、それに付いて行く事にしました。1500mは2組あって私は2組目。ベテランや少年が入り混じる組で、何人かと握手で健闘を誓っていざスタート。200m位で私を含めて3人が最後尾となり、私はとりあえず前を走るピグモン体型のおじさんに付いて行きました。400m通過は81秒と予定よりやや遅いですが、自己ベストペースとしては十分なので、そのまま押していく事に。アップ中の選手も声援を送ってくれますが、2周目87秒、3周目89秒とペースが落ち、前との差も開いていきます。1200m通過は4分17秒で前回と同じ、再び撃沈の歴史を切り開こうとしたその時、私にしか見えないサングラス先生が叫びました。

        「ここから、もう一回泣いてみろ!!」

 ラスト300mはチビッ子の声援を背に走った先週の300m×10を思い出し、61秒までペースアップしてゴール。タイムは5分18秒50で、ベストには10秒及ばず。この2週間で進歩があったのは確かですが、中盤はピグモンおじさんに必死に付いて行ってもこれだけペースダウンしているので、やはり根本的な走力不足です。やはりベスト記録更新となると、週2回の練習でこの大会に間に合わせるのは無理があった事を痛感しています。結果論ですが、1キロのレースペース走や200mインターバルはロードでも出来るので、それらを含めた週3回の練習をしていれば違っていたことでしょう。これは来年以降チャレンジする際に生かして行きたい教訓ですね。それでもこれまでの3レースを含めて、400mのための1月練習としては予定通りこなせた訳で、地盤は付いたと信じています。

 さて今大会は昨年同様に今一つ盛り上がりに欠けましたが、個人的には色々な人と話すことが出来て楽しく参加出来ました。そこで次回は、「マドリッド陸上協会の仲間達」と題して、よく話をする選手について紹介したいと思っています。何人かは昨年の体験談で紹介しましたが、改めて説明するつもりです。
2006年2月8日 (水) 4キロ走で16分台を狙ってみました
 レース前(多分)最後の練習となる火曜日の4キロ走では、いつもよりさらに追い込んで16分台を狙ってみました。1往復目から飛ばさないと出せないタイムで、その1往復目は5分40秒。このペースを維持できれば16分台は射程圏内でしたが、2往復目は20秒落ちとなり目標を17分台前半に切り替え。ラストは再び5分40秒くらいまで上げて17分23秒でゴール。今回は全力の95%の感覚で、トライアル形式で何とか16分台後半という現状態でしょうか。とりあえず強引な感じですが、持久走では10キロで42分台を出した頃の練習と同じペースをマークして週末の1500mレースに臨む事になりました。それにしても、2年前はこのペース以上で本番の10キロを走り切った訳で、当時はスタミナがあったんだなぁ。
2006年2月4日 (土) マドリッドでは初めて練習後にビール
 今週は火曜日に4キロ走を行い、18分切りを狙って17分57秒と2週間前より30秒アップ。去年までのコースよりずっと緩やかとはいえ、2年振りにロードの持久走でキロ4分30秒をクリアしました。
 今日は300mトラックでの練習で、来週1500mレースを控えているのでレースペースの1200+300mなどが妥当なのでしょうが、今季まだ2分レストの300m×10を行っていません。本命のレース前にどうしても行っておきたいので、1月練習の集大成の意味も込めてこの「青空メニュー(マドリッドの美しい青空が涙でかすむメニュー)」を実施しました。やや暖かく風も無い事もあり、5本目までは58,58,57,58,60秒と、やや苦しいながらも快調。予想通り後半は非常に苦しく、60,60,61,62,60秒。いよいよ8本目で自分に負けそうになりましたが、ラスト1本はチビッ子達の応援にガッツポーズで応えながら気合でスパートしました。終了後は頭痛と酸欠でヘロヘロ、それでも平均59秒台と目標をクリア。3本ごとにレースの序盤・中盤・ラストを意識し、来週のレースのシュミレーションは出来たように思います。

 練習後は、いつものようにハンバーガーショップでセットを食べましたが、何だかビールが飲みたくなったので、飲み物としてビールを注文しました。最近殆ど飲んでおらず、青空練の後とあって美味しかったですね。ちなみにマドリッドでの練習後にビールを飲むのは今回が初めてです。

 それからトラックで話したチビッ子達に「バイバイ、中国人!」と言われましたが、笑いながら「日本人だよ」と答えました。決してイジメたり、使いっぱを命じたりなどしませんでしたのでご安心を。彼らは日本が中国の隣にあることは知っていました。
2006年2月3日 (金) 同じアパートに住むスペイン人、日本人そしてドイツ人
 1月始めから、ドイツ人留学生のフローレンシアが同じアパートに住んでいます。私と同じ研究所で博士研究員として3月まで仕事をするそうで、専門は生物情報学という事です。彼とは色々な話をしますが、彼の英語は時々つかえはするものの流暢と言って良く、英語圏国でも全く問題ないレベルですね。同居人のシルビアは英語が分からないので彼と直接話をする事はなく、何か用件がある時は私を介して頼んで来ますが、生活に大きなトラブルはありません。先日は皆でアイロンを買おうという話をし、それぞれ6ユーロ(約840円)出し合うことで合意しました。

 このシルビアは普段から少し文句が多い人で潔癖症かと思いきや、実はタバコを便器に捨てたり、朝方酔っ払って歌を歌ったりと、結構説教し甲斐のある女性です。先日もやらかしてくれました。フローレンシアが冷蔵庫に入れておいたワインを全部飲んでしまい、代わりにアップルジュースが入っていたということ。彼は大した問題ではないと言っていましたが、やはり不服そうでした。私とシルビアの間では、好きな時にお互いのヨーグルトやジュースを取っても構わない事になっており、その感覚でフローレンシアのワインを飲んだものと思われます。私も彼女を指導しようかと思いましたが、フローレンシアはその必要はないといったので、指導は後日ということで。

 まあ生活自体は楽しくやっているので、時間がある時に彼を日本食レストランにでも誘ってみたいですね。え?シルビア?まー、またの機会にとゆー事で。
2006年1月31日 (火) 気温0度の中1500mレース出場
 先週末はトラックで2分レストの300m×10を行う予定でしたが、日曜にジュニアの大会と並行して一般選手も参加できる記録会があるのが直前に分かったので、また練習の一環として今回は1500mに出場しました。1週間前の3000mの結果から5分20秒前後かという状態ですが、5分切りに向けての練習を兼ねているので、今回は最初の400mを77秒位で入るレースをしようと決めました。それにしても、日曜のマドリッドは日中でも気温0度という寒さ!アップを入念にしても体が温まらず、動きも今ひとつ。中距離レースとはいえ、この寒さには閉口しますが、走り始めれば何とかなるだろうという思いでスタートしました。

 最初の200mは38秒、400mは77秒と全く予定通りで「このまま行けるかも」という感じでしたが、間もなく苦しくなり始めました。2周目は意識的にややペースを落としたとは言え87秒と大幅ペースダウン、その後もこのペースを維持したつもりですが3周目は93秒。久々の撃沈行進曲とあって、ラスト300mもスパート出来ず71秒もかかってゴール。歴史的大撃沈となる内容で、結果は5分29秒76と予想より悪い結果でしたが、やはり現状では最初の77秒はオーバーペースです。300mや200mインターバル練習のおかげで序盤のスピードは楽に出せるのですが、冬練3週間の練習量ではそれを維持する力が不十分だったということですね。ただ仮に無難なペースで入っていても5分20秒位のタイムと思われ、現在の状態を把握するという意味では参加して良かったと思います。またレース中も腕の寒さを感じる程で、乳酸が溜まりやすいようなコンディションだったかも知れません。

 さてマドリッド選手権まではあと2週間ありますが、ここからどこまで上げられるか?今日のようなレース展開は確かに怖いですが、自己記録の5分8秒を破るにしても、今日の1周目のペースで入らないといけないでしょうし、自重して入って悔いの残る思いはしたくありません。あくまで記録達成を前提において、出来る限りの練習をしていきたいと思います。

 ちなみにこの日もレース前に、あの女版ベラベラ星人に捕まりました。今回は余りゴリ押しはせず、「短距離なのに1500mも走るので、10種競技の選手かと思った」などという程度の話でした。しかし、な〜んかまた言って来そうな雰囲気を漂わせているので、適当にいなしておいて別れました。
2006年1月28日 (土) ロードで200m×10
 日曜の3000mレースによるダメージは殆ど無く、2日後の夜には普通に練習できました。家のすぐ近くに街灯のあるやや上りの入ったロードコースがあるので、そこで200m×10をジョグつなぎで行ってみました。ちなみに10本行うのは初めてです。1,500mより速いペースを意識し、36秒でスタート。その後少し落ちるも、38秒までにとどめて10本クリア。ジョグは後半5本もペースが落ちないように意識し1分20秒前後でしたが、普段行っている300m×10より余裕がありました。よって、インターバル走ペースもしくはジョグペースを上げる必要がありそうです。
 ちなみに今回のコースの勾配は、去年400mレースペースで200m×3を行っていたコースとほぼ同じ。スプリント練習も出来そうなのは幸いですね。
2006年1月25日 (水) 女版ベラベラ星人〜涙の日本人ランナーの物語
 先日のレースで、アップを終えてスタンドで他の競技を見ていると、30歳前後と思われる一人の女性に声を掛けられました。突然だったので最初は何を言っているのか分かりませんでしたが、陸上のコーチをしているようで、選手の勧誘をしに来たということです。スペイン国籍は持っているものの、元はアルゼンチン出身だと言っていました。

 彼女は「アップはもう終わったの?」とか「コーチはいないの?」とか色々聞いてくるのですが、休みなく話し続ける上に非常に押し付けがましい表情と言い方で、まさにうざったい感じなのです。私が分からない時は英語を話すのですが、それでもうざいのには変わりなし。まるで母親に説教されているような雰囲気です。私が逃げるように再びアップをしに行くと彼女も付いて来て、「正しいアップの仕方を教えるから一緒に走りましょう!」「コーチをつけると1ヶ月40ユーロで教えてもらえる」などと言って来ます。他の知り合いと話をしていても割り込んでくるし。ここまで来ると、涙とかサングラス先生を通り越して、ビンタ先生の登場寸前。そう、高野連に訴えられそうな先生です。とにかく余りにもペースを乱されるので、「頼むから、放っといてくれ!」と言いやっと離れてもらいました。内心では「いつどこでどういうアップをしようと、オレの勝手だべ?大体お前のその態度は何なのだ?さっさと失せろ、このヤローー!!」という思いでしたが、私はとーっても自制心あふれた人間なので抑えました。実際のレースには何の影響もなかったという事実が、如実にそれを物語っております。

 そういう訳で、尋常ではないレベルの勧誘法に「女版ベラベラ星人」の称号を与えました。ちなみに、以前このコーナーに何度か出てきた「元祖ベラベラ星人」について説明しますと、彼は800m2分1秒、1,500m4分20秒で走る25歳の本格派中距離ランナーです。2年前に初めてマドリッドで10キロレースに出場した時に会ったのですが、とにかく一方的にしゃべり続けます。しかも彼のスペイン語は非常に分かりにくい。その後、練習場などで出会ったときも同じでした。ただ彼の場合は、レースなどの自分の興味ある話題を話すだけで、私のペースを強引に乱すことはしません。それでも私の理解度などお構いなしなので、畏敬の念を込めてベラベラ星人の称号を与えました。でも今回のは桁外れの星人です。もし次のレースで会ったら、放送禁止日本語を沢山教えて逃げようと思います。

 なお星人称号授与は、元祖ベラベラ、そしてキューバ旅行で出会った「買って買って星人」に続き3人目の栄誉となりました。
2006年1月23日 (月) 密かに3000mレースに参加
 前からこの日曜に3000mレースがあることは分かっており、出られれば走ってしまえと思っていました。金曜日にマドリッド陸上協会に電話したところ、もうライセンスは取れておりレースに参加出来るという事。そういう訳で、いきなりですが練習の一環そして130ユーロを取り返すべく3000mを走ってきました。冬練開始まだ2週間後であるものの、ぎりぎり12分は切れるんじゃないかと思っていました。とりあえず今日は、前半がオーバーペースにならないように注意してスタートしました。

 最初の200mは42秒で、その後気持ち抑える感じで400m86秒とまずまず(昨年は81秒)。1000mは3分52秒と予定通りのペースで、2000mは8分6秒でペースダウンするも12分切りは何とかなりそう。最後の1000mは3分53秒まで上げましたが、ラスト400mの87秒が効きました。手元の時計では12分00秒台、期待と不安が混じる気持ちで確認した正式タイムは11分59秒69。まさにギリギリですが、現状ではほぼ力を出し切れた内容ではないでしょうか。ちなみに昨年走った時は3分36秒+4分16秒+4分5秒のラップ、やはり今回は上手くペース配分出来たと言えますね。実際に今日は去年に比べれば泣き走りの程度は小さいものです。ベストを出した時でも中盤の1000mは20秒近く落ちているので、今回は良い方だと言えます。

 ところで、今日はレース前に強烈な人に捕まってしまいました。名付けて女版ベラベラ星人。この時点で涙が出ました。後日掲載したいと思います。
2006年1月16日 (月) マドリッド陸上協会の事務所にて
 先週、マドリッド陸上協会の事務所でライセンスの更新手続きをしました。私は今年からスペインではベテランズ登録になるのですが、誕生日が12月のためベテランズの試合に出られるのは実質来年以降になります。しかし1971年以前生まれはベテランズ登録と決まっているらしく、登録料として130ユーロ払いました。日本円で1万7千円となるのですが、いじけたのはベテランズ登録が予想外だったからとか、この登録料が高かったからではありません。
 
 ライセンスの更新は毎年10月からになり、ホームページには「10月末の期間内に更新をする事」と記されています。私もそれは知っていたのですが、これを「10月末の期間以降でも随時更新出来る」と勘違いしていたのです。つまり、この期間内であれば厳密な意味で「更新」となるため、新たな登録料を払う必要はありません。しかしそれ以外の期間の場合は、「新規登録」という扱いになるため丸々支払わなくてはいけないのです。これは日本とは違ったシステムで、私は事務員に指摘されて初めて気付きました。もし事前に分かっていれば、ずっと安い支払いで済んでいたはず。しかし今まで疑問にも思っていなかった事なので、ある意味仕方のない事です。130ユーロ、130ユーロ・・・当然いじけ虫が沢山出てきた訳で、その後ゾロゾロと彼らを引き連れて研究室へと向かって行きました。
 
 勿論登録自体は問題なく、去年同様に大会参加が出来る事となります。この130ユーロのために(?)、今年は昨年以上に大会参加を試みたいと思います。
2006年1月15日 (日) 3分レストの300m×10クリア
 先週の300mインターバル後、右足太腿の痛みがなかなか消えず、水曜にロードの4キロ走を行った時も違和感が残る状態。タイムは19分12秒と最初にしては悪くないのですが、走りのバランスはおかしかったです。ちなみにこのコースを走るのは初めてで、昨年まで使っていたコースより起伏は少ないです。
 今日は脚の違和感はほとんど無くなり、予定通り3分レストの300m×10を実施。最初の5本は58、59、58、59、59秒。この時点で2セットに分けちゃおうかな〜という思いになったが、開き直って気合いで続行しました。その後は全て60秒でクリアし、チビッ子サッカー選手とその保護者が見守る中で、ヘロヘロになりながらノルマを達成。昨年も全く同じ時期の1月15日に3分レストの300m×10を達成しており、現在の状況は悪くはありません。2月のマドリッド選手権の1500mに向けては焦る必要はなさそうです。加えて、腹筋や腕立ての補強とチューブを使ったハムストリングの強化も再開しないといけません。
2006年1月13日 (金) ノートパソコン復活
 12月に修理に出していたマックのノートパソコンがやっと戻ってきました。ハードディスクを取り替えたため全てのデータを失いましたが、大切なものは保存してあったので問題なしです。新しいシステムは英語版で日本語の読み書きも出来るため一見問題なさそうですが、実はちょっとだけ不便な点があります。それはファイル名が日本語の場合、文字化けして表示されるため、ファイルの検索や日本語ホームページの履歴検索の場合に問題が起こることになります。ちなみに現在このパソコンでファイル名を付ける場合は、システムが英語のためアルファベットでないと表示されません。ただアルファベットは絶対文字化けしないので、データ交換の際などには問題ないと言えますね。パソコン自体は日本で買ったものなので、壊れる前までは自由に日本語入力が出来ていました。
 何はともあれ自分のパソコンが使えるようになったので、ほっとしているところです。
2006年1月10日 (火) 2006年の冬練開始!
 日本からマドリッドに戻って来て、7日に例年より1週間遅れの冬練を開始しました。あいにく小雨がぱらつく中でしたが、300mトラックで1500mペースの300mインターバルを実施。初回ということで例年通り3分レストの5本を最低ノルマにし、平均58秒で何とか6本こなせたので、12月に2回しか走らなかった割にはまずまずの状態でしょう。来週は早くも10本出来るかも知れません。なお平日は、これも例年通りロードでの4キロ走を予定しています。現在住んでいる地区は信号が多いのが難点ですが、信号なしで片道1キロを取れるコースを見つけたので、そこを利用したいと思います。この1月の練習は長距離的な要素が強いものの、400mのための自力を養成すると断言出来るメニューです。今までの経験からも、予定通りにこなし切れたシーズンは春先の時点で400mがスムーズに走れています。そういう意味では、きついながらもやりがいがあるメニューなので、ゲロも辞さない姿勢で頑張っていきたいと思います
2006年1月8日 (日) 2年3ヶ月ぶりの日本
 12月27日から1月5日にかけて、久しぶりに日本に戻っていました。実家の福島に戻ったのは27日の夜8時頃で、しばらくしてから寝たので翌日は時差ぼけはありませんでした。実家の家族は元気で、祖父は病院に入っているものの思ったよりしっかりしていました。帰省していない弟とも電話で話しました。今回は色々な人と会いましたが、掲示板に来ていただいている人では、29日によこうちさんと久しぶりにお話しすることが出来ました。この日はサイさんとkicoeさんともお会いする予定でしたが、あいにく都合でよこうちさんと二人だけで飲みに行きました。新宿で待ち合わせたのですが、南口が一つしかないと私が勘違いしていたせいで1時間ほど遅れて合流。やはり東京の規模はマドリッドよりはるかに大きいです。それでもスペインでの話を中心に、楽しい時間を過ごすことが出来ましたね。1月4日には成田に出る直前に実家の友人から電話があり、ぎりぎり顔を合わせることが出来ましたが、彼は私がスポーツをしている姿を知らないため、陸上や野球をしていることについて驚いていました。他にも父方の叔父叔母、そしていとことも久しぶりに電話で元気でやっている事を伝えることが出来ました。

 さて、久しぶりに日本に戻ってきて感じたのは、街中がスペインに比べ非常に整然としているということです。余計なものが無いというのでしょうか、改めて日本の環境の良さに気付いた訳です。また今回日本のインターネットカフェを初めて利用しましたが、各コーナーが完全に仕切られており、非常にゆったりとした空間であることに驚きましたね。どのネットカフェもそうなのでしょうか。スペインでは机にパソコンが横並びに置いてあるだけなので、当然ながら隣の画面も丸見えです。やはりプライバシーを過度に意識する日本人の国民性が、ここにもはっきり表れているような気がします。30分で300円というのはスペインよりずっと割高ですが、あの環境でコーヒーやジュースが飲み放題ということを考えれば、その位になるのかなと思います。

 食べ物も、スペインには無い缶コーヒーやカップラーメンといったものを久しぶりに沢山味わい、太ったかなと思いましたが、毎日街中を歩き回っていたせいか体重は全く変わりませんでした。写真も何枚か写したので、また公開したいと思います。とにかく家族や友人に近況を直接伝えることが出来て、楽しい10日間を過ごせたと思います。