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練習日誌・スペイン体験談のページです

2008年12月27日 (土) 初の投擲参戦記
 今日はマドリッドの円盤記録会に参加。投擲は人生初の挑戦で、9月の神戸練習以来となる二度目の円盤投げです。寒いコンディションながら雨には降られず、参加者8人での開催でした。中学校の投擲場での開催で、グラウンドは草や泥でボコボコ、それでも競技には差し支えありませんでした。

 20年前に投擲をしていたというベテラン選手にアドバイスをもらい、動きを確認して臨みます。1投目はすっぽ抜けてファール、2投目は10mほど飛びましたが、投げ終わった後にサークルの前から出てしまいファール扱いに。3投目にようやく記録が出て10m94。わずか10mですが、記念の投擲初記録を残しました。4投目も再びすっぽ抜けでファール、その後11.64、12.70と少し記録を伸ばして全投擲を終えました。やはり円盤がきれいに飛ばず、目標の15mに及びませんでしたが、ここ数日違和感のあった腰にも痛みは出ず、楽しんで参加できたと思います。もう1人のベテラン選手はファールに苦しみ、18m台がベスト記録でした。

 今回は6人が円盤専門の選手で、やはり体幹ががっしりしていて円盤をビシッとしっかり投げ切っています。私はというと円盤に振り回されている感じで、体幹での回転を意識しても筋力が伴っていません。よって現状だと、きれいに飛んでいけばまぐれで15mは飛びそうですが、20mとなると根本的に筋力を上げる必要がありますね。まずは次回機会があれば、15mは記録したいと思います。

 とにかく記録が残せてホッとしています。という訳でISA先生、初の円盤で12m台を記録して参りましたっ!・・・お、怒っておられる・・・・逃げちゃおーっと。。。
2008年12月20日 (土) 2週連続で60・400mに
 先週そして今週と60・400mレースに参加しました。先週はバレンシア地方のエルチェという場所で、今日はマドリッド市内の大会。先週はマドリッドよりは暖かい場所で、夕方でもそれほど寒さは感じませんでした。まずアップがてらに60mを走り、8人中4位と健闘しますがビデオの故障で再レースに。サングラス先生大暴れの中で直後の400mに出走、あいにく雨が降ってきてしまいますが、60mが刺激になったか前半から快調にスピードに乗ります。が、ラスト100mで止まり出し、ゴール前はサングラス先生に殴られながらの泣き走り。記録は61.71とワーストに近く、前後半差は4秒以上はあった潰れたレースとなってしまいました。まあ前週の練習でそうなることはある意味予想出来ていたので、実力通りといえる内容でしょうか。なお60mの再レースは400mの後だったので棄権しました。

 今日は予想外にもマドリッドは暖かくなり、60mで記録を狙うには絶好のコンディション。内容は先週同様良い感じでしたが、タイムは8.22。周りを見渡しても、日本で言う年度最初に当たるこの時期にしては悪くないタイムです。ただ私の場合は、これまで練習を積んで来て8秒そこそこなら100m12秒台後半と思っていたので、予想していたよりスピードは無い状態でした。そして今回も直後の400m、前半をやや抑えていくと決めて、後半も潰れずにしっかり走りきった内容でした。それでも記録は61.44、前回より少し上がりましたが、現状では根本的に61秒台の走力なのだと分かりました。という訳で、サボりバネの神様は全く現れず、再びS先生のバネの利いた鉄拳に涙したというレースでした。

 8月以降中距離ペースから上げていくという練習で、冬練時同様に4ヶ月くらい経ってスプリント力も上がっていくという目論見でした。ただ1年間で2回そういう状態を作るのは難しいようで、この時期はむしろ1500mなどで記録を狙った方が良さそうですね。それでも実際にやってみないと分かりませんでしたし、この時期までスプリントレースを楽しめたのは良かったと思います。今日も知り合いのベテラン選手と60mで0.01秒差のデットヒート、泣き走りおじさんとは別組みながら400mで0.03秒差で、一緒に走っていたらまたまた面白かったと思います。

 来週はいよいよ円盤投げにチャレンジ、その後2週間ほど休んで練習再開したいと思います。まだ少し頑張ってみます!
2008年12月7日 (日) 300+200mを実施も
 今週平日も例によってロード200m×3(7分レスト)でしたが、強い向い風をもろに受けて400mペースながら全て31秒台、タイムは仕方ありません。それでも自転車バンクでは無風で暖かくてもロスして30秒以上かかるので、やはり悪条件でもロードコースの方が練習になります。

 そして今日はトラックで90秒レスト300+200m。400mレースを踏まえた強化・ペースチェック練習ですが、これがヘロヘロでした。44.1+33.4で、300mがやや遅いのは仕方ないとしてプラス200mは落ち過ぎ。乳酸耐性練習なのでペース自体はいつも落ちますが、最初の300mがオーバーペースでもないのにゴール前で止まってしまいました。普段でも31秒台なので、あたかも練習をずっとしていなかったかのようなタイムですが、レースを含めた練習で疲れが溜まっているような感じとも言えます。来週の遠征レースまでには、しっかり調整しようと思います。これまでも予想外に練習タイムが落ち込む事があり、その後回復してシーズンベストというケースは何度かありました。今はそういう状態なのだ!と信じて、来週のレースに臨みたいと思います。それが駄目でも20日にも400mがあるので、サングラス先生を恐れてはいません。全く。
2008年11月30日 (日) 歴史的泣き走り
 今日は普段練習を行っているトラックでの記録会、幸い雨には降られず予定通り800mに出場しました。現状では2分25秒は切れそうですが、寒い強風で気温5度位、アップを入念に行いレースに備えます。今回は泣き走りおじさんと元五輪代表のギリシャ人も参加、彼らは2分20秒は切れるので勝つのは難しそうですが、良い目標にはなりそうです。

 スタート後はギリシャ人に付いていくような感じでしたが、400m通過は67秒台!このコンディションでは予想外のオーバーペース、それでもこの時点では2分25秒は行けそうな気がします。しかしここから動きが鈍り、ギリシャ人はどんどん前へ行ってしまいます。そしてお馴染みのサングラス先生大罵声に加え、砲丸・円盤そしてハードルまで降り注ぐすさまじい状況、それでも乳酸大魔神には敵わず、さらにペースダウン。ラストは泣きおじさんにも抜かれ、完全に潰れてゴール。タイムは2分30秒3で30秒切りもなりませんでしたが、無風なら前半65秒くらいのペースだった訳で、15秒落ちの鉄拳ボコボコも仕方ありません。レース後は30分以上酸欠と頭痛が治まらない状態、それでも練習ではここまで追い込み切れないので、良い練習になった!と解釈。逆に言うと寒い中で前半はペースに乗れたので、スピードはあるということは確認出来たと思います。なお泣きおじさんは2分28秒ながらも、「悪いけど、君に初めて勝ててうれしいよ!」と言って来ました。正確には5月の400Mでも一度勝っているのですが、今回は完勝という意味で言ったのだと思います。ちなみにギリシャ人は、悪条件に文句タラタラながらも2分16秒でした。

 という訳で、歴史的泣き走りレースとなった今回の800M。練習の一環として400Mに好影響を与えると期待し、12月にシーズンベストを狙ってみたいと思います。
2008年11月22日 (土) 200mで追い込む
 今週火曜日は、朝練でロード200m×3。7分レストで30.6・29.3・29.7と2本目で動いてきました。今後マドリッドは冷え込んでいきますが、アップで流しを多めに行うなどすれば、1本目から29秒台で結構追い込んだ練習になると思います。
 そして今日はトラック練習、強風ながらも暖かく、週末なので本来なら300mを走っておきたいところ。しかし現在はスピード不足で300mで追い込み切れず、200m×5に変更しました。400m前半ペースで1本目をスタート、10分レストで27.7・28.4・28.8・29.1・28.8という結果でした。後半100mが強い追い風とあって序盤のペースが上がり、落ち込みもこの程度なら許容範囲。平均が28秒6で無風で今日のタイムなら400m58秒台は間違いなしですが、現状でも59秒台は何とか出せそうですね。5本目はサングラス先生が直径30センチの拳をかざして怒鳴り上げる中で全力。先週よりハイペースで追い込むことが出来たと思います。

 ところで掲示板では、幅跳びや混成競技の話題が出ています。400m練習の中でも200・1500m・幅跳びには十分対応できると思います。走練習は投擲にも好影響は出るはずですが、特に槍投げは先が地面に刺さるように練習しないといけませんね。

 「お前と5種だけ勝負とは物足りん。これに砲丸・ハンマー・エアロ・スミス・相撲を加えて10種、ついでに蹴り・罵声・コブラツイスト・・・・」

 ISA先生は一体何の混成競技をされるおつもりなのか・・・・とにかく来週日曜の800mレースを頑張り、マドリッドのサングラス先生に殴られないようにします。
2008年11月16日 (日) 寒くても平日は朝練にするぞ!
   「ワシらは出勤前に普通に練習しておりますが、何か?」

 オ、オスッ、G&Tのサングラス先生方を前に申し訳ございませんでした。今週からいよいよ400mレースペース練習を開始。まず火曜の夜にロードで200m×3、しかし2本目以降が400mペースなのに30.0・30.7・30.2と異常に遅いタイム。夜でペースが掴みにくかったのかと思い、翌朝再度行ってみると、ぎこちないながらも29.4・29.9とまずまずのタイムでした。ロードコースでもロスがあっても30秒は切らないと追い込めないので、今後は平日は朝練にした方が良さそうです。

 今日はとても暖かく半袖短パンでの練習、トラックで400mペースの300m×3を行いました。1本目は43秒台目標でしたが、44.1・45.1・46・3と思った以上に上がらず、結果的に先週の準スプリントペースとほとんど同じタイムになってしまいました。レストは30+20分、ペースも遅いせいか3本の割には余り追い込んだ練習にはなりませんでした。シーズンベスト狙いなら、少なくともそれぞれあと1秒は上げないといけませんが、これまでの練習で基盤は出来ていると思います。今後の練習でも、量をこなしながらもスピードアップに努めていきたいと思います。
2008年11月8日 (土) 槍投げの代わりに
 今週は月曜にロードで200m×5、週末まで間が開くので多めに走っておきました。5分レストで32.5・31.4・31.0・31.8・32.8と中盤のペースはまずまず、このペースでも5本だとかなり追い込んだ練習になります。そして今日はトラックでの300m×3。今回は20分レストと少し伸ばし、45.1・44.8・46.3でした。先週よりかなり暖かく序盤からペースが上がり、9割感覚で最初の2本が45秒前後なら良い状態です。3本目はさらに上げようと試みて400mレースペースのつもりでしたが、現状だと落ちてしまいます。それでもスピード的には、全力の300m1本なら43秒は切れると思います。来週からはレースペースで300m×2などを行ってみたいですね。

 さて12月の記録会ですが、来年に持ち越す槍投げの代わりに中長距離を考えていました。しかし同日なら400mと間隔が相当空いていないと無理です。この時期は屋外でも100・200mは行われず60mが開催されますが、私自身はそれほど興味がありません。そこで、走幅跳びなんかどうかね!ということになりました。ちなみに私の幅跳びの歴史を振り返ってみると、小学1年生時は2mちょっとで、卒業時が3mちょうど位。その後中学では運動は全く行っていなかったものの、成長に伴っていつの間にか4mを越え、高校時代は4m台中盤でした。そして大学野球部時代に測定した時は4m80位で、これが実質的な自己ベストですね。いずれにせよ完全にスプリント力に比例しており、現在なら5mは目標にしても良いと思い・・・・あっ、ISAサングラス先生!
 
「一身上の都合で槍投げ断念だ?そんなら幅跳びでは絶対5mを越えろ。駄目なら、ワシのパンチで5m飛ばして夢を叶えさせてやる。」

 果たして私は自力で5m跳べるのか。それとも先生の外力Fを受けて放物線を描く質点Mとなってしまうのか。興味は尽きません。
2008年11月1日 (土) 眼鏡と私
 今週は月曜にロードで200m×3を実施、レスト3分と普段より短めながら、31.3・30.3・31.2とリラックスしながらもペースダウンせずに良く走れた内容でした。その後マドリッドは急に寒くなり、今日は気温8度と先週より10度以上も低いコンディション。幸い雨は降っておらず、再びトラックで300m×3を行いました。先週同様に15分レストで、46.4・46.7・47.6と目標の45秒台はなりませんでしたが、タイムを上げようと力まずに腕振りとストライドを意識して3本とも走れたと思います。

 ところで現在使い捨てコンタクトを切らしており、2週間ほどメガネのみの生活をしています。私は小学2年生からメガネ使用で、コンタクト歴の方も20年になります。コンタクト常用にしてからは、運動時のメガネは非常に違和感があると思っていました。しかしかつてのメガネは現在のものより大きくて重く、運動時のぶれもずっと大きかったにもかかわらず、メガネを掛けた野球選手や陸上選手は沢山いました。結局慣れの問題なのだと思います。今日の練習でもメガネによるタイムロスは無いと思われ、現在はメガネのみでも問題はないということですね。・・・い、いや、一つだけ重大な問題があるぞ。それは・・・

      「サングラス先生に殴られる時」

 いつでも容赦なく殴って来るだけに、メガネを外している暇なんてありません。殴られないようにするしかない、そう肝に銘じて頑張っていこうと思います。
2008年10月25日 (土) 王子は白馬に乗って
 今週平日はロードで200m×3を実施、32.5・31.1・32.1とペースはそれほど上がりませんでした。レストは5分・200m歩きと無理はないものの、まだ体調が完全ではなかったようです。
 今日は快晴で久しぶりに暖かくなり、トラックに出向いて300m×3を15分レストで行いました。スパイク着用でいずれも45秒台を目標にスタート、結果は46.3・44.2・47.6でした。2本目が予想外にハイペースとなり、結果的に3本目を維持するには15分レストでは不十分でしたが、追い込んだ練習になりました。3本目は泣いてもがきたくなるのを我慢して、速さを意識しながらも動きは大きく、かつリラックスとスプリントの基本となる動作を意識出来たと思います。着地も中距離時とは違い足裏の前面からのようになります。
 終了後はこのメニューでは珍しく酸欠になり、8月以降初となるケツワレ王子・ようちゃんの登場となりました。今日のトラックはジュニアラグビーチームの試合、チビッ子陸上教室、そして周回のロードランナーで賑わっており、その中を白馬で乳酸凱旋。練習中は勿論、凱旋中もチビッ子たちが目をハート型にして心ときめかせていたという訳です。

 あと1回はこのペースの練習を行い、いよいよ400mペースへと入って行きたいと思います。サングラス先生も私を殴りたくてうずうず、楽しみになって参りました。
2008年10月19日 (日) 強くなる病気
 今週からペースを上げて準スプリントの練習開始。火曜日に自転車バンクで300m×2を行い、7分レストで48.2・50.0というタイム。このペースになるとタイムロスの出るコースで夜の照明下という条件では、1本目は集中して走れたタイムで、レストを伸ばせば3本を同タイムでこなせると思います。そして速さを意識しすぎてチョコチョコした動きにならないように、ストライドと腕振りを意識。これは帰省時の練習でG&Tクラブのサチオサングラス先生にも指摘されたことです。

 ところが木曜に急に胃腸の調子が悪化、下痢と嘔吐の繰り返しで体重が一気に3キロ減ってしまいました。実は自己新を連発した6年前も同状況になり、回復後に飛躍的に伸びました。よってこれは追い込み練習後の超回復を呼ぶ「強くなる病気」ではないかね!?という事で、苦しさにうめきながらも期待を持っていました。昨日になって体調もだいぶ回復、まだ早いと思いましたが試しに軽く走ってみました。300mと200mを15分レストで48.9・31・0、それぞれ自転車バンクとロードコースで、この体調でこのタイムなら完全回復後はもっと強くなっておるぞ!と信じている訳であります。もっともこの2本だけで相当疲れてしまったので、今日か明日であれば良かったかも知れません。

 この強くなる病気は原理的には疲労後の回復と同じかと考えていて、オフの間に風邪を引いてさらに弱くなるケースとは全く異なるものであります。今回も練習の流れから見てプラスの可能性は大きく、12月の記録会ではムフフ、イヒヒ・・・・と期待出来そうな状態です。とりあえずは食事量を戻して体調を整え、追い込み練習再開を目指して行きたいと思います。
2008年10月11日 (土) レイナ先生のように
 今週平日はやや脚の疲れが出ていて、9割ペースの400m1本にとどめました。自転車バンクで67秒1で、スプリント練習を始めていない状態ではこの位でしょうか。疲労が無くなった今日は、先週同様の5分レスト300m×5。53・53・53・54・53秒と、序盤のペースが少し遅かったせいかタイムの維持は出来ました。それでも決して楽ではなく、我らが泣き走り隊長・レイナ先生を思い出して涙を切らしました。現状ではやはり平均53秒が実力ながら、来週からは準スプリントペースである300m47秒位のインターバルをトラックで行ってみようと思います。

 ところで今日は今にも雨に降られそうな天気でしたが、降って来たのは練習終了後。これも私の日頃の行いと顔の良さの賜物である、という事は何の異論もないと確信しております。・・・・で、ですからISAサングラス先生、どうしてそんなに沢山円盤を持っておられるのですかっ。
2008年10月4日 (土) 800mペース練習開始
 今週から800mペースを意識した練習を開始。マドリッドは好天続きで、気温も20度前後と量をこなすには絶好のコンディションです。平日はロードコースで3分レストの200m×5、800mの入りを意識しましたが31・33・32・31・33と予想以上に動きは良く、これまでの1500mペース練習でこのペースの基盤が出来ている事が確認出来ました。

 今日は自転車バンクで5分レストでの300m×5。これも1本目から800mレースの入りをイメージしてペースを上げ、51・52・53・55・54秒で平均53秒。中嶋サングラス先生が血眼になった3月の実施時と同じタイムで、その時の800mレースが2分27秒なので現在もそれ位という事ですね。このペースになると乳酸蓄積の苦しさでペースダウンしますが、1本目のタイムが速くなるので、今日くらいの落ち込みなら許容範囲でしょうか。10月中に51秒平均でこなせるようになれば、2分22秒のベストレベルまで持って行けるでしょう。400mのための持久力としてもその位は目指しており、またしばらく泣き走り決死隊員として頑張って行きたいと思います。
2008年9月28日 (日) 1マイルレース第2戦目
 昨日は200mトラックの1マイルレースに参加しました。過去2回出場していますが、6分0秒がベストとタイムの出にくいコース。今回は日本での追い込み練習に加え、レース前練習で3分レスト300m×5が54秒台と好調で、積極的に記録を狙っていこうと考えました。気温20度前後とコンディションもOKです。

 今回はベテランの部での参加。やや速めに入ろうとスタートし400mが84秒、このコースならまずまずの入りです。中盤は前を走るランナーがちょうど良いペースペーカーになり、ぴったり付いて行きます。それでもペースは90・94秒と落ちて行き、6分切りはどうか?と思っていたところ・・・

      「お前、それで強くなったってか!?」

 ここで日本のサングラス先生方の鉄拳・砲丸・円盤・オニズカタイガーキックが降り注ぎ、ラスト400mでスパート開始。前のランナーも抜いて、涙を切らしてのゴール。自己計時で5分57秒と、このコースでは3度目にして初めて6分を切りました。ラスト400mは88秒で、2年前は前半抑えても同じ88秒でした(トータルでは6分3秒)。記録を狙うのに力が付いたということで、400mトラックの1500mなら5分20秒くらいの走力でしょうか。400mの基礎持久力としても合格点の範囲で、日本のサングラス先生方と練習した成果を出すことが出来たと思います。

 今後は練習ペースを上げて行きますが、機会があれば10月の1マイルレースにも参加しようと思います。
2008年9月24日 (水) 帰省中の練習レポートその2・宮城編
 21日は、3月1日の練習でサングラス先生としてマドリッドに来られた宮城の中嶋さん(このコーナー参照)との練習でした。この日は朝から雨ながら、午後の練習中には降られずに済みました。角田市のトラックで行い、中嶋さんは全日本マスターズ前の調整でハードル練習、私は3分レスト400m×5を行いました。

 3分レストなら75秒平均はいけると思ったのですが、これが甘かった。76・76・78・81・78秒と後半大きくペースダウンし、神戸練習以上の泣き走り炸裂。ラストは中嶋サングラス先生の怒号の中で気合でスパートしました。結局78秒平均で、同じペースでも普段の300mインターバルよりかなりきつい負荷になりますね。それでも1マイルレースを踏まえた良い練習になりました。以下がそのときの画像で、1枚目はまだ余裕のある前半、2枚目がいわゆる泣き走りの様子です。(http://tsuchiya400m.sakura.ne.jp/kakuda/yo1.jpg)(http://tsuchiya400m.sakura.ne.jp/kakuda/yo2.jpg)
 
 夜は中嶋さんに餃子と寿司をご馳走になり、陸上談話に花を咲かせました。23日の全日本マスターズでは、2年ぶりとなる100mHでの表彰台を私も期待しております。そして川本監督の「2時間で足が速くなる!ポン・ピュン・ランの秘密」を譲って頂きました。今後記録を伸ばすために、やはりフォームについても考えていかないといけません。そのためにこの本を・・・・あっ、サングラス先生!

「ロクに練習もせんくせに、ポン・ピュン・ランなど10年早い。お前にはワシのこの本がぴったりや!『2時間説教で足が速くなる!気合・根性・泣き走りをマスターしろ』」

 そう、やはり気合と根性さえあれば記録は出る。それで駄目なら2時間説教。そう信じて26日の1マイルレースに臨みたいと思います。
2008年9月24日 (水) 帰省中の練習レポート・神戸編
 日本帰省中の18・21日と、掲示板で交流のある皆さんと合同練習しました。18日は神戸の王子トラックでISAさん所属のG&Tランニングクラブの皆さん、そしてHP創設以来交流のあるあかまつさんとの練習。21日は宮城の中嶋さんとの練習でした。今回が初対面ながら、ネットでの交流があるせいか気さくにお話しする事が出来ました。まずは神戸練習をレポートし、第2部として宮城練習をレポートします。
 
 神戸では天気が心配だったものの、幸い雨には降られず。まずアップではあかまつさんに動的ストレッチを、ダウンではサチオさんに脚や腕振りを意識したドリルを教わりました。今までアップやダウンはいい加減だっただけに、今回は本練習前によく体がほぐれていました。そして2分レスト300mインターバルを、サチオさん以外の全員で開始。5本目までは59・60・59・58・61と私とあかまつさんがほぼ同じ。その後61・61とペースが落ちかけますが、あかまつサングラス先生が「ペースを上げるぞ!」と言われ、得意の泣き走りを見せて付いて行きます。ラスト3本は60・59・55、一人の時ではとてもここまで上げられません。しっかり10本で追い込んで59秒平均で終了。ISAさんはスタート・投擲練のアップ代わりで1本のみ、オサムさん5本、gessyさん6本、そしてケンシンさんは9本目のみパスという結果でした。私のペースに合わせての2分レストなので、他の方はレストがやや短くなりきつかったようです。それでも初チャレンジで本当に良く走られたと思います。ちなみにあかまつさんはやや余裕があり、おそらくさらに2秒上げても大丈夫な感じ。1500m5分10秒は行けそうで、持久系の強さを実感しました。その後やや回復して、学生のインターバルに1本だけ飛び入り参加して400m68秒。これも一人の時なら75秒位かかるだけに良い練習になりました。

 午後はG&Tのウナギイヌさんが合流し、ISAさん・ケンシンさんとの4人練習。ウナギイヌさんとケンシンさんは1500mトライアルで、食事直後ということや午前中の練習の疲れも考えると、お二人とも5分30秒台の走力はありそうです。その後ケンシンさんの5000mレースを踏まえて、私は2000mのペースメーカーで8分25秒。さすがにケンシンさんは疲労の極限でしたが、この半年での走力アップは素晴らしく、その後の23日の5000mでは22分を切るという素晴らしい結果でした。そして4人で円盤投げの練習。重さ以上に回転をかけるのが難しく、私は13m程度に留まりましたが、初めての円盤投げを楽しく経験出来ました。

 夜は焼肉の店で楽しく会食。皆さん明るい方たちばかりで、本当に愉快なサングラスチームだと思いますね。翌日は筋肉痛と手首の痛みが残るも徐々に回復、21日に宮城県角田市での中嶋さんとの練習に臨んだのでした。
2008年9月6日 (土) 1マイルレース参戦記
 昨日は夜に1マイルレースに参加しました。練習再開後2週間ながら、練習の一環として丁度良いレース。坂の2往復で、1500mレースと同じくらいのタイムが出るコースです。ベテランの部の参加予定でしたが、研究室の都合で間に合わず、その後の一般の部での出走となりました。街灯の下でのレースで涼しく走りやすいコンディションです。

 スタート前はバスケットをやっているという青年と会話をしましたが、ロードレースではこういうちょっとした交流が楽しいものです。そしてスタート。前半は最後尾ながら軽くスピードに乗った入りで、中盤に何人か抜いて行きます。沿道からは「中国人頑張れ!」という声援、しかし腕組みしながら伴走していたサングラス先生が・・・・

  「だからワシらは中国人じゃねーって言ってんだろが、このヤラーーーッ!!」

 ラストの下りは前後と離れていた事もあり、大声援(特にチビッ子とおばちゃん)は私一人のためのようなもの。苦しい中で北京五輪1500m5位のイグエロ先生を思い出して泣きながらスパート、自己計時5分36秒でゴールしました。好調だった3年前の5分18秒には遠く及びませんが、1500mのタイムとして考えれば、現状の練習ではやはり5分30秒前後の走力だという事でしょうか。抑え過ぎず潰れ過ぎずで、まずまず良く走れた方だと思います。とにかく1ヶ月前は速歩きがやっとの状態でしたから、ここまでレースで追い込んで走れるようになったのは嬉しい事です。そして今回のレースで以下の事を確信しました。

  「やっぱり私はカッコ良いから声援が飛ぶんです。はっきり申しますと、サングラス先生の罵声はカスであります。」

 調子に乗っての爆弾発言。サングラス先生をカス呼ばわりした罪は大きく、その後お約束どおり殴る蹴るの暴行指導を受けたのでした。。。
2008年8月30日 (土) 病み上がりの中で泣き走り
 今週は平日練習は2回。月曜は筋肉痛が残っていましたが、自転車バンクで冬練同様の1500mペース300mインターバルを2分レストで行いました。平均60秒の5本で限界、それでもブランクの割には結構走れているレベルです。そして水曜は800mペースに上げて200m×3、200mウォークレストで33秒と、まだ少し筋肉痛ながらこのスピードは楽に出せます。
 今日は再度2分レストの300mインターバルで、とりあえずは10本を目標にスタートしました。前日に原因不明の高熱と下痢が発生するも、夜のうちに回復し今日は問題なし。57・58・60・60・60秒と進み、6本目で63秒と限界かと思われました。しかしここで日本から、愉快なサングラスチーム・ISA先生が放った円盤・砲丸そして槍がミサイルのように飛んで来ます。恐るべき投擲力、その中で涙を切らして59・62秒で8本で終了。10本はなりませんでしたが、何とか平均60秒をキープ。1週間でここまで追い込み練習が出来るようなったのはむしろ嬉しい事です。

 来週末の1マイルレースは坂の往復という特殊なコースで、3年前に参加した時は5分18秒と1500mと同じようなタイムでした。今回は5分30秒位になりそうですが、タイムはあまり気にせずに久しぶりの中距離レースを楽しんで来たいと思います。
2008年8月23日 (土) ランニング再開
 先月末の痔の手術以来、約1ヶ月ぶりにランニング再開しました。脚の方の休養としても十分な期間でしたが、久しぶりなので1500mペースでの200mインターバルをロードで行いました。つなぎは200mジョグで平均40秒で6本、つなぎが73秒前後とかなり速かったものの、それ以上に走力が落ちているので現状ではこれが限界です。冬練開始時並みのいきなりの泣き走り練習、それでもお尻に全く違和感なく走れたのは嬉しいですね。まだ100%回復ではないですが、今後練習ペースを上げていける状態だと思います。とりあえず9月上旬にロード1マイルレースがあり、練習を兼ねて参加をと予定しています。なおこの秋は持久走は行わず、インターバルのタイムを上げていくことで12月の400mに向けて準備して行くつもりです。

「ところで日本はリレーで銅メダルだったのは分かっておるな?スペインは短距離は去年も今年も一人だけ、リレーにも出ておらんし、要するにスペインのスプリントは鼻クソってことやな。」

(涙を流しながら)確かに10年前、20年前と比較してもスペイン短距離界は低迷しております。今はハナクソレベルでも、将来きっとスペインにもススム・タカノやシンゴ・スエツグは現れる。そう信じて、今後も応援して行きたいと思いますっ。
2008年8月16日 (土) スペインの結婚式
 先月の話になりますが、研究室の同僚の結婚式に参加しました。スペインでの式に参加するのは初めてのことで、どんな雰囲気なのかと思っていました。

 まず式自体は教会で行われますが、日本と違うのは教会でのサインが正式な婚姻関係として認められることです。よって教会での式は単に形式だけではないということですね。ただしカトリック以外の宗教および無宗教の人の場合は教会以外の場所となり、手続きも区役所で行うことになるようです。式自体は1時間もかからず、その後2次会のような場所に移動。家族や親類、職場の同僚ごとにテーブルにつき食事を取ります。この中で特に新郎新婦の友人達がキスをはやし立てるような音頭を取ったり、結婚を祝うような歌を歌ったりと賑やかでした。日本だとカラオケというパターンになると思いますが、スペインではカラオケが一般的でないせいか(『カラオケ』という言葉自体は有名)、誰かがマイクを持って歌うということはありませんでした。最後は皆でダンスをし、ディスコのような乗りの中で年配の人も多く参加して、時にはクラシック風のメロディが流れる中で肩を組んだり手をつないだりという楽しみ具合でした。ちなみに新婦である同僚は終始ウエディングドレスを着ていたので最後の方は相当汚れたと思いますが、それもこちらでは普通の事なのかも知れません。また招待客の方は、例えば新婦の弟の恋人なども招待されていましたが、日本では当人同士が友人などでない場合は参加しないと思います。この辺りの感覚も違っていますね。とにかく楽しい時間を過ごせて、私もこんな式を挙げられたらな〜などと思っているところであります。

   「式を挙げるって、誰と結婚するというのだ?相手がおると言うのかね?」

(得意の冷や汗ダラダラで)挙げられたらいいな、ホントにいいなー、ウフフフ・・・・・
2008年8月9日 (土) アントニオ・レイナの夏がやって来た
 遂に始まった北京五輪、今年もアントニオ・レイナ先生を応援する時がやって参りました。800m1分43秒83のスペイン記録保持者で、独特の首振り走法、マイルリレーでは常にアンカーというスピード(400m45.95)が魅力で、私も世界大会のたびに決勝進出を期待してきました。まずは以下の表をご覧下さい(http://www.telefonica.net/web2/jeube/REsp800h.htm)。1分45秒以下のタイムを出した数は圧倒的で、さすがはスペイン第一人者。しかし問題は全て2005年以前に出したという点です。ここ数年は1分46秒切りがやっとで、今年のベストも国内3番目。スプリント勝負の展開でも国内レースですらラストは泣き走りで沈むという事で、サングラス先生強化Aクラス選手に指定されました。昨年の大阪大会でも予選落ちで、いじけながらタコ焼きを食べていたというわけです。全盛期でも準決勝が最高とあって、もう限界なのかと思いきやまだ27歳。昨年の大阪大会女子800mでは、同じスペインの31歳マルチネスが銅メダルを獲得した事を考えれば、まだまだ行けるはずです。という訳で、北京でのレイナ先生の予想は?

「敢え無く予選落ち、その後シュウマイやけ食いで腹痛発生。泣きながらスペイン帰国、S先生強化指定永久Sクラスに格上げ。」

 冗談ではなく、これが現実的というのがとっても寂しい。でもレイナ先生に歴史を作って欲しいと願いながら、今回も声を枯らして応援しようと思います。日本の先生方も、拳を振り上げ血眼・歯茎むき出しで罵声を飛ばしてやって下さい。
2008年8月1日 (金) 人生初の手術体験
 先週土曜日に再発した痔、その後状態が悪く水曜に手術を行いました。6年前に日本で出たのが最初で、その時もかなり悪かったものの肛門内に戻してもらって手術はせず。その後大きな問題は無かったのですが、今回は仕事は勿論生活にも大支障を来たしていました。土曜の時点で練習せずに病院に行くべきでした。そうは言っても後の祭り、とにかくスペインでは医療保険に入っていれば殆どケースで治療や手術は無料ということもあって、再発防止のためにも手術に踏み切りました。除去自体は15分位で終わり翌日退院、自宅に戻るつもりでいました。それでも教授夫妻が半ば強制的に彼らの家で安静にするよう勧めてくれて、現在仕事を休んで教授夫妻の家で安静にしています。当然ですが週末のレースはキャンセル、現在は陸上の休養としても丁度良く、また12月の記録会を目標にして秋に始動します。

 今回の手術にあたっては、本当に色々な人に便宜を図ってもらい感謝しています。まず知り合いの教授がかつての主治医だった外科医を紹介してくれ、救急で入ったにもかかわらず即手術出来たのです。普通は何日か、場合によっては何週間か待たないといけません。医師達は非常に親切で、私の上司とも頻繁に連絡を取り合ってくれました。また私が研究員ということで、「回復したらここでセミナーをしてよ!」などと冗談を言ったり、1人の医師は偶然私と生年月日が全く一緒(彼は既に外科のチーフ)という事で、喜んでいたような感じでしたね。そして教授夫妻の家では、奥さんであるギリシャ人同僚が食事を作ってくれています。まあ実際は私一人でも何とかなるのですが、遠慮すると逆に二人とも怒るので、あたかも実家にいるつもりで好意に甘えています。

 手術後は排便時に特に強い痛みが出ますが、1週間ほどでこれもなくなるそうで、現時点では我慢するしかありません。とにかく椅子に座れるようになったのは大きいですね。その後も特に野菜を多く取るなど食事に気を付けながら生活していきたいと思います。
 
2008年7月27日 (日) 追い込み練習の前にアクシデント
 先日のレースでとりあえず今季終了、食っちゃ寝するのだ!・・・と思っていましたが、探してみると一つだけ記録会レベルの大会が残っていました。8月2日の土曜日で出場も問題なしなのですが、マドリッドから安い高速バスで8時間というスペイン最西端のポンテベドラという場所。それでも夕方開催なので、夜中に到着しても昼近くまで寝ていられるのは助かります。今回は再び400mを走るつもりでしたが、100・1500・3000mのみ。混成競技も同時開催なので、トラックが空く間に実施という事です。それなら最後は100mと1500mで男を見せるという事にしました。

 という事で今日は最後の追い込みも兼ねて、トラックで400mタイムトライアルを実施。しかし朝トイレの後に痔を再発させてしまいました。最初はそんなに気になりませんでしたが、走ってみると違和感があって61秒1と余り追い込めず。40分後に追加で62秒6、さらに200mを300mペースで29秒4といずれもお尻が気になってタイムは伸びませんでした。量はこなせたものの追い込み度は今一つ、それでも1500mのインターバル練習としてはちょうど良い様な結果でしょうか。その後痔は悪化してしまい、明日病院に行かないといけません。日本では今回と同じ位痛めた事がありますが、スペインでは初めてです。まあ一度治療してもらえばしばらくは大丈夫なので、来週末のレースまでには間に合うと良いですね。
2008年7月22日 (火) 色々とあった今季最終レース
 20日は今季最終トラックレース。結果から言うと100m13秒06・400m61秒79で、悪条件を差し引いてもシーズンベストは遠い状態でした。実は今回100mはマドリッドでのレース、400mは夕方に別地区で走りました。別地区の方は参加基準タイムがあったのですが、事前に確認して100・200・400mとも問題なく参加出来ると言われていました。ところが会場に着くと、タイムが不十分なので参加できないとの通知。オメーこないだのメールで大丈夫だって言ったべ!?と抗議すると、400mならOKという返事(要するにオマケ)。200mのつもりでいたので予想外でしたが、せっかく遠征に来たので走ってしまう事にします。
 
 さて今回は最終戦ということで、ある事を試してみました。まず100mは前日に200m快調走を入れるという「切り札」で臨みました。不調時やタイムが安定しない時にはレース前に数日空けるよりこれが有効で、今回も走り自体は力感があってまずまず良かったものの強い向い風で13秒06。それでも実質12秒8台が良いところで、やはりゴマカシは効かなかったよう。その後バスで1時間半かけて、別地区の大会に移動。アビラという地区で、2年前に日本から遊びに来られたちぐさ先生と観光した場所です。とにかく急遽出場の400m、現状ではシーズンベストは難しいこともあり、前半抑えてどのくらい行けるか試してみる事にします。周りは50秒そこそこのランナーで、私はぶっちぎり最下位ながら、とりあえず最後まではしっかり走り切れた内容。ただ今回の前半は遅すぎたようで余力がかなりあり、タイムは61秒79の自己ワースト。当然サングラス先生のスーパースクリューパンチ炸裂(←新技)。前半抑えると言っても29秒くらいで行かないと60秒は切れないので、この辺りの感覚は難しいですね。でも何を言ってもS先生にとっては能書きなんですけど・・・うっ、うっ。

 さてアビラの大会は記録会くらいと思いきやハイレベルで、男女とも特にナイジェリアや南米選手の活躍が目立ちました。母国ではなかなか活動が難しく、今大会などがちょうど良いアピールの場になるのでしょうか。その中で1人の老コーチに「良い走りだったよ」声を掛けられました。周りとの差が大きすぎたと私が答えると、「でも君はベストを尽くした、それが一番大事だよ」と言って来ました。さすがサングラス先生とは言う事が違うわ!と感動していると、彼はカールルイスをコーチしたという事。つまりトム・テレツ氏である事が分かりました。他にもマイク・マーシュ、ダニー・エバレットなどそうそうたる名前が出てきます。日本にも世界選手権を含めて何度か行っているようで、何故か私の実家の福島が東京の北にあることも知っていました。今回はナイジェリア出身の留学生の付き添いで来ており、彼は800mを1分49秒で走っていました。

 そして、このアビラには私のように午前中マドリッドのレースに出場してから来ていた人も何人かおり、前に掲示板にも書いた初の11秒台スペイン人女性・ドローレースも来ていました。今年はアキレス腱の調子が悪く100m13秒台中盤ということですが、小柄ながら50歳になっても走りのキレは健在ですね。明るく気さくな人で、これもS先生とは大違いです。その後観戦に来ていた女子高生数人に写真を撮って欲しいと言われたのですが、何と私を真ん中に一緒に撮って欲しって言われちゃってー、一枚パチリ♪私はその写真を手にしていませんが、これは福井のサングラス先生が相当悔しがる事でしょう。是非報告しないといけません。やはり私はカッコ良いからなんだと改めて実感しましたね。はい。

 という訳で記録は悪かったのですが、色々な事で最後の大会を楽しむ事が出来ました。今後はしばらく休養して、12月の記録会(厳密には次年度扱い)を目指して秋に再始動、400mと投げやり・・・・も、もといっ、槍投げで記録を狙ってみるつもりです。
2008年7月12日 (土) 最後の追い込み
 今週は少し脚の痛みが出ていましたが、最後の追い込みをと決めていたので、火曜日にロードで400mペース200m×4を行いました。3ケ月ぶりの7分レスト4本で28.4・29.2・28.8・30.9。3本で終わりそうになるもサングラス先生が出て来られたため気合いで続行、ラスト1本はケツワレ王子となって完全にペースダウンしました。それでもスピード自体は良く、4月以降では一番追い込めたくらいかも知れません。上がり調子に加えてこれだけ練習をこなせるようになったのは、再び記録を狙う上で大きいですね。久しぶりに追い込んだせいかその後筋肉痛が残り、今日のロード200mはギクシャクした感じで29.4、それでも最終調整ということで1本にとどめました。来週は20日にも他地区のレースがありますが、まずは元々の予定通りだった16日の200mで記録を出すつもりでいます。

 ところで2年ぶりに出場した先週のマドリッド選手権は、跳躍や投擲は人数制限や最低ラインの記録があるものの基本的には参加自由です。日本の地区選手権に当たりますが、参加制限がなくても大勢でごった返す事は無く、要するに競技人口が少ないということです。本当に速い選手は全国大会に出るので、レベル的にも記録会よりちょっと高いくらい。普段と違う点といえば速い選手と一緒の組で走る事だけで、実際多くの人が記録会のノリで参加しています。ただ今年は各年代別の選手権が終わった後で参加者は記録会よりずっと少なく、100mでも男子3組・女子2組でした(一応決勝レースあり)。トラックは立派で天気も最高だったのに、お前らなめてんのがーッ!とサングラス先生もご立腹でした。一応当日の様子を紹介します。(http://tsuchiya400m.sakura.ne.jp/campeomadrid.jpg)

 そして前述のケツワレ王子・ようちゃん。今季最終節になっての初登場で、白馬にまたがって颯爽と乳酸凱旋です。神宮でハンカチ王子が人気者なら、マドリッドでケツワレ王子に人気があっても何ら不思議ではありません。ゆくゆくはカレーの王子様を凌ぐヒット商品に・・・・せ、先生方、無視しないで最後まで聞いて下さいっ。
2008年7月6日 (日) 徐々に復活
 実は今週は2回レース出場しました。水曜に記録会のようなレースの200m、そして昨日はマドリッド選手権の100m。16日が今季最終戦になることもあって、練習を兼ねて走ってしまいました。それぞれ26秒34・12秒85というタイムでした。200mはアップ中に軽く足首をひねってしまいブロックを蹴れない状態、加えて前半向かい風・ラストでやや失速という内容ながら、3日前のタイムを上回っています。100mでも地面をしっかり捕らえる感覚が戻ってきて、再び調子が上向きになっていることが確認出来ました。リラックスという点では先週末のスペインベテランズの時の方が良かった位ですが、今週は力感が戻ってきたという内容でした。

 練習の方もロードコースで久しぶりに量をこなせました。火曜日に400mペース200m×2(5分レスト)で28.6・29.2。昨日はレース後に戻って来て同じ5分レストの29.6・29.7・28.8で、向かい風で最初のペースが上がらなかったものの、ケツ割れになる練習が出来たのは1ヶ月ぶりくらいでしょうか。現在は再び量をこなさないといけない状態で、それが出来る体調に戻ったのが何よりです。またきちんとケアしながら、最後の追い込みを頑張って行きたいですね。
2008年7月2日 (水) スペインズベテランズ選手権レポートその2・大会の様子など
「快適だったガンディアの天候」
 地中海沿いのバレンシア地方とあって、昨年の開催地のようにかなりの湿度の高さを予想していました。私が到着した前日はそうだったようですが、土日は意外にも快適で夜も寝やすかったですね。気温は高いので長距離の人はきつかったと思いますが、私にとっては最高に近いコンディションに思えました。またこの地方は一般的に水道水がひどくまずいのですが、ガンディアはそうでもなかったですね。

「マドリッド勢の活躍・1年ぶりの再会」
 大会では各年代ともマドリッド勢が健闘、知り合いの選手の金メダル獲得もかなりありました。男女とも最高齢はマドリッドの選手(M85・W75)、いずれも1人しかいませんでしたが、炎天下の中でM200m・W1500mと走り切った事は素晴らしいと思います。なおゼッケンを頼んでおいたW40のガメラおばさんなのですが、初日の400mで300m地点でアキレス腱を痛めて棄権してしまったということ。不運でしたが明るく振舞っていたのは幸いですね。そしてお馴染み泣き走りおじさん、目下好調の400mは60秒を越えて今季ワーストながら、そのコメントがイカしていました。

   「300m地点に来た時、他の奴はもうシャワーを浴びてたよ!」

 何という機転の利いたセリフ、某S先生とは大違いです。ただ200mでは僅かの差で決勝進出を逃し悔しそうでした。それでも十分楽しめたようです。そうそう、前述のガメラおばさんなのですが、意外と美人である事が分かりました。幾らなんでもガメラおばさんはひどすぎるので、以下の名前に変更しようと思います。

       「ビューティ・ガメラ」

 これで問題ないでしょう。何も。また昨年話をした別地区の選手達とも再会出来ました。私と同じ歳のある選手は16年前の100m10秒9・200m22秒4が生涯ベストという事。現在は12秒が切れれば嬉しいと言っており、現状なりの目標を作ることで陸上を楽しんでいるようです。私もそれが一番大事なことだと思いますね。ちなみに彼は今回は僅かに12秒を切れませんでしたが、見事決勝に進出しました。

「サングラス先生の独壇場」
 今回のためにサボリバネの大王(おほきみ)に祈り続けていた毎日。しかしその願いも虚しく、サングラス先生の大活躍を仰ぐ結果となりました。まずは100mの結果が分かるや、待っていましたとばかり顔面めり込みパンチを披露。調整バッチリとあって2センチほどめり込みました。翌日の200mもそれなりにまとめたタイムでしたが、能書きは通用せず。観衆の拍手に乗って、ホップ・ステップ・ジャンピングキックの大技!やはり調整万全とあって最後のジャンプの部分で10mはあろうかというものでした(トータルで20m強)。全国大会で好記録を豪語しておいてのシーズンワーストですから、本当に先生に殴られるためにバレンシアに来たと言っても過言ではありません。

「参加賞のTシャツ」
 マドリッドでもロードレース大会でTシャツをくれるのですが、綿製なので練習時には不向きな物でした。今回はポリエステル製の軽いもので練習にはもってこい、色もバレンシアをイメージしてか鮮やかなオレンジ色。大会当日も私を含めて早速着ていた人が多かったですね。ただM35の短距離選手には格好悪く写ったのでしょうか、着ていた人は殆どいませんでした。まあ私の場合は、何を着ても良い男である事は変わりませんよね。本当に。
2008年6月30日 (月) スペインベテランズ選手権参戦記・・・第一部・レースレポート
 先週の土日はスペインベテランズ選手権。バレンシア地方のガンディアでの開催で、両日とも雲一つ無い好天に恵まれました。土曜日になって脚の痛みは全く無くなり、非常に軽いくらい。体調不良だった昨年と違い、今回は再びシーズンベスト更新を期待させて乗り込んで参りました。長距離バスも時間通りに到着、同じマドリッドのガメラおばさんに頼んでおいたゼッケンを受け取り、余裕を持ってアップを始めます。 
 
 M35の100mは午後5時半のスタートで、私は早速1組目。まずはリラックスを心掛け、気負わずスタート。全体を通して特に悪いところは無く、前回のマドリッドベテランズ時のような内容でした。しかしタイムは13秒00。強い風は気まぐれに吹いていたものの、私の時はほぼ無風。予想外の結果に驚きましたが、間もなく原因は分かりました。この1ヶ月は脚の痛みが続いて全ての練習が調整並みと強化が出来ず、すでに走力自体が下降していると思われます。よって直前に追い込み過ぎて不調だった昨年と違い、今回は今の力を出し切ってのタイムということでしょう。ただ無理すれば脚はさらに悪化していた事は確かですし、今回の結果も走ってみないと分からなかったものです。とにかく今後に活かせる経験にはなった!と気持ちを切り替え、ダウンをしっかり行い翌日の200mに備えます。翌日も脚の状態は良く、レースもリラックスしてラストまでしっかり走れた内容。タイムは26秒44と勿論25秒台は無理でしたが、この調子でよく26秒台前半にとどめたと言わなければいけません。ラストで止まって26秒9だった昨年より良かったのは救いです。

 という訳で2年連続で沈んだスペインベテランズ、それでも幸い7月に記録会が残っています。昨年は疲労を抜いて練習再開し、最終戦でシーズンベストと気分良く終われました。今年は逆でこれからまた追い込まないといけませんが、もう少し頑張ってみようと思いますね。なお第2部では、昨年に引き続き大会の様子や仲間の活躍、そしてサングラス先生の動向についてレポートしたいと思います。
2008年6月21日 (土) スペインベテランズに向けて
 今週は脚の状態は良くなっていますが、まだ回復し切っておらず追い込むのは絶対厳禁。とりあえず最低限の練習は出来る状態なので、今週はいずれもロードコースでの練習。平日は200mの流し1本のみ、今日は200m×2を400mペースで行いました。レストは10分と十分に取り、タイムも28.6・28.8とまずまずで、痛みが出ずに2本出来たのは良かったと思います。明日以降また痛みが出るかも知れませんが、しっかりケアして行けばレースまでは調整無しでも良い位でしょう。
 
 さて来週末のスペインベテランズは、昨年の開催地に近い地中海沿いのバレンシア地方のガンディアという地区で行われます。土曜の午後に100mで、翌日午前中が200mというスケジュールです。土曜の朝に長距離バスで出発、先日のマドリッドベテランズのようにトラブルがあると100mの受付に間に合わないかも知れず、前もって誰かに頼むつもりでいました。幸運にも知り合いの女性ランナーが偶然研究所に立ち寄ったので、彼女に頼む事にしました。記録の方は、昨年は体調不良のまま走り13秒02・26秒91という不本意な結果でしたが、今回は強い向い風などでない限りシーズンベスト相当は出るでしょう。また海沿いの地区なので湿度は高いと思われますが、100・200mに影響する事はないと思います。マドリッドでの知り合いも沢山出場しますし、また楽しんで走って来たいですね。ちなみにサングラス先生も同伴されます。今回はメイン大会とあって、いつも以上に拳と蹴りの調整に余念がありません。そして今回受付を依頼した女性・ベレンは、感謝の意を込めて以下のニックネームとさせていただきました。

              「ガメラおばさん」

 1500mに参加(のはず)のピグモンおじさんに対抗出来るかと存じております。200・400m出場ということです。火を噴き、熱く走れ、僕らのガメラおばさん!
2008年6月16日 (月) マドリッドベテランズ参戦記
 先週の土・日はマドリッドベテランズ選手権。練習ベストも出て期待していたのですが、疲労から来る脚の痛みと神経痛が発生し、出場取り止めも考えていました。幸い土曜日の時点で痛みはなくなり、とりあえずは100mは参加することにしました。30度近い今季一番の陽気で、記録狙いには良いコンディションです。

 今回は18〜22歳の部の選手権と合同開催、ベテランズ100mは40・50歳台の選手との混合でした。とにかくリラックスだけを心掛け、それが功を奏してスタートからスムーズに走れました。後半もしっかり地面を捕らえている感じで、いつも12秒台前半の選手と競り合ってゴール。タイムは12秒62でマドリッドでのベストタイム、1.6mの追風にも恵まれて久しぶりに12秒台前半が実感出来た内容でした。一応M35の部3位で銅メダル獲得でした(多分3人しかいなかったはず・・・)。レースのダメージは全くなく、400mはその1時間後で58秒台は確実な状態でしたが、今回は無理せず翌日の200mに出走する事にしました。しかし翌日はバスの故障とやらで受付時間に間に合わず。走れる体調だっただけに残念でしたが、まだ脚が100%の回復とは言えないので、結果的に100mのみで良かったと思います。代わりに他の選手の応援に回りました。泣き走りおじさんは、ハムストリングの不安で100mは13秒7とやや押さえ気味も、400mは59秒台。3000m障害に出場の20歳色白セルヒオは、後半腹痛発生も泣き走りでゴール。色々な選手が頑張っていた大会でした。

 2週間後はスペインベテランズで200mの予定、まずは体調を完全に整えて練習を再開する事が先決です。現状なら25秒68のベストを破るのに絶好の時期、そうすればサングラス先生も殴れずに滅茶苦茶悔しがることでしょう。それが現実になるよう、頑張ってみたいと思います。
2008年6月7日 (土) ピークの前の疲労か
 今週は平日にスピードを意識して(300mペース)ロード200m×2を行い、26.6・27.0とコースベストを大幅に更新。久々に気温も高く無風で動きやすかったとは言え、このレース並みともいえる26秒台のタイムは驚きです。しかも10分レストで2本目も維持できて、非常に良いスピード練習になりました。しかしハイペースのダメージは大きく、翌日以降は両太腿に疲労が発生。昨年も6月に出た神経痛のような痛みで、これが出たらすぐ練習量を落とさないといけません。
 今日は最低でもレースペースで300mを1本走っておきたかったのですが、追い込めば再び悪化するのは明らかな状態。無理せずロードで、レース前半を意識した200m1本で終了しました。動き自体はまずまず良く、緩い追い風にも助けられてタイムは28.2と好調です。これまでの練習量を考えても、もう最低限の調整で回復させた方が良い時期ということでしょうか。しばらく痛みが残るようなら、調整も無しで来週末のマドリッドベテランズに臨んだ方が良いでしょう。幸いなのは昨年のようにレース数日前に痛みが出なかった事で、上手く回復すれば今季のピークが訪れそうな予感が・・・・それとも来るのはサングラス先生怒りのピークか。

   「何を言っておるのだ。ワシにはいつでもピークが来ているぞ!!」

 ・・・あのぅ、一体何のことでしょうか。えっ、先生はそんなところにピークが来るのですか!すげーっ、やっぱり大人って違いますよねー、サングラス先生さすがーっ。
2008年6月1日 (日) 天に召します我等がサングラス先生
「お前は本当に殴り甲斐のある男になった!雨でアップが不十分だっただ?グダグタと能書きたれんな。さっさと頭出せ、オラ。」

 (ヘルメット着用、ジュラルミンの盾をかざして)昨日は表彰のあるマドリッド郊外の大会に参加。朝から晴れ間は覗いていましたが、黒くて非常に威圧的な雲が空に・・・・そう、今回先生はサングラス雲となってマドリッドを見下ろしていたのです。夕方までは何とか天気が持つも、トラックに着くやヒョウ混じりの大雨!なんと非情なサングラス雲なのか。先日参加のギリシャ人もアップが出来ないと帰ってしまいます。幸い直前に小降りになりアップを開始、80m全力走を入れて何とか走れる状態にします。

 15分遅れで最初の種目400mが開始。私の組は他の3人は50歳の選手、組1着もあるかと期待してスタートします。前半は150mで内側の泣き走りおじさんに抜かれますが、リラックスして良い感じ。その後は内側の2選手に抜かれるも、泣きおじさんが失速して私は3位で直線へ。得意の涙のホームストレート、しかし死んだと思っていた泣きおじさんに追い上げられ、ほぼ同着ゴール。タイムは59秒64でシーズンベストはならずも、アップ不足の割にはこのところの実力通りでしょうか。今回は泣きおじさんには0.03秒差で先着、彼も私が非常に良い目標になるようで、本当に面白い泣き走り対決になっています。レース自体はゴール前の失速も考えて、ラスト100mは17秒はかかっていたように思います。練習よりかなり速く300mを通過したせいだと思いますが、やはり16秒くらいで走り切れるよう練習を積まないといけません。

 レース後はもう一人のベテラン選手を交えて、バーでコーラで乾杯しましたが、ひたすら400mのペース配分の話でした。泣きおじさんは練習で1分レスト300+100mを42.1+15秒台、500mを77秒でこなしたそうで、やはり持久力タイプだと思いますね。300mも私の練習タイムを上回っており、追い込むという意味でも私も練習でこのくらいは出す必要があるでしょう。帰りの車の中でもずっと400mの話、皆本当に陸上が好きなんだなと思いました。そして400mに必要なのは、やはり以下であると実感しました。

     「持久力=気合+根性+先生の罵声」

 先生の罵声に偽りはなく、気合と根性が足りない現状。という訳で、空から地上に降り立ったサングラス先生に鉄拳指導および徹夜説教され、今日も悔し涙ということなのでした。
2008年5月24日 (土) 300+200mはまだまだも
 今週も天気が不安定なマドリッドでしたが、幸い練習は雨に降られず行えました。平日は恒例の400mペース200m×3をロードで実施、27.8・28.6・29.8と1本目が予想以上のハイペースで、7分レストながら維持出来ず。28秒台で3本が理想ですが、かなりケツワレになり良い練習にはなりました。
 今日も晴れ間が覗く中、トラックで90秒レストの300+200m。今回は43.6+31.5、300mのラストが向い風の中ながらスムーズには走れましたが、それでも43秒前後で行きたかったですね。プラス200mは前回を少し上回るも、やはりトータルでは59秒台ペース。40分後の全力300mも43.9とぎりぎり43秒台で、58秒台にはまだ遠いという状態です。ただ現状では無理に前半を突っ込んでも潰れて60秒も切れないと思うので、やはり力を出し切れるしっかりとしたペース配分でレースを進めることで、今後にも繋がっていくと思います。

 「ところでお前、来週末は59秒台でも徹夜説教やで。分かっておるな?」

 オウ、お、俺も男だ。そんなら来週は絶対58秒台出してやろうじゃねーか。殴るんなら、いつでもかかって来てみれーッ!! という訳で、来週末はどうなっちゃっているのか、乞うご期待!
2008年5月18日 (日) 先日の記録会の追加レポート
 先週の記録会レポートに書き忘れていましたが、400mではもう一人の50歳のランナーと走りました。スタート前にタイムを聞いたところ、400m47秒台・800m1分46秒がベストで800mでロサンゼルス五輪に出場したとのこと!この日は20年ぶりのトラックレース復帰だそうでタイムもわずかに60秒を切れませんでしたが、ランナー体型はしっかり維持しており、おそらくロード中心に走り続けていたと思われます。普通にスペイン語を話していたのでスペイン人だと思っていましたが、後で調べたところギリシャ人と分かりました。Sotirios Moutsanasという人で、確かにスペイン人の名前ではありません(http://en.wikipedia.org/wiki/Sotirios_Moutsanas)。一見さえない風貌の人ですが、こういう経歴の人でも再びトラックを走ろうと思うのですね。
 
 2006年6月の体験談にも紹介したように、97年世界選手権女子1500mチャンピオンのサクラメント(ポルトガル)もマドリッド在住で、第一線は退いているもののランニングは続けているようです。Moutsanasは今後もトラックレース参加を考えているようで、おそらく400mはすぐ60秒を切って来るでしょう。新たなライバル出現ということで、私も楽しみが増えてきました。
 
2008年5月17日 (土) 200m×3でケツワレ王子にならず
 先週末の200・400m出場のせいか、平日練習では太腿前面に違和感があり、ロード200m×2も400mペースで30.1・29.0と上手くスピードに乗れませんでした。無理はせずに2本で終了し、週末練習に備えます。
 
 今日はトラックで400mレースペース200m×3を200m歩きレストで実施。先日の300+200mに続き今季初の試みで、トラックでは2年ぶり2回目です。かなり暑い陽気の中でスタート、28.1・29.7・30.8と2本目の落ち込みが大きい結果でした。つまり現在はラスト100mというより、200−300m区間の落ち込みがやや大きいという事で、この克服が58秒台へのステップとなります。1本目から1秒づつ落ちていけば58秒台は確実ですが、現状だと頑張っても59秒フラット。それでも2年前のトラックでの実施時には筋肉痛の中であまり追い込めず、2セットこなしたのに今一つでしたので、今日は良い練習にはなりました。が、酸欠大魔神は来たものの、このメニュー恒例のケツワレ王子にはならず。タイムの落ち方から見ても確実に王子になれると思いましたが、先週のレースで乳酸耐性が高まったのか?普段ならこのメニュー1セットで終わりますが、回復も割りと速く、40分後に全力の300mが43.4とまずまず。こちらも42秒台は何とか見えてきました。

 今後練習ペースも上がってくると思うので、ケツワレ王子は近いうちに現れるはずです。そうなれば58秒台は勿論、57秒台も視野に入ってきます。そして来週末は再び90秒レスト300+200mで追い込む予定です。
2008年5月11日 (日) 200・400mダブル参戦記
 昨日は普段練習しているトラックでの記録会。週後半から天気が悪く、この日も雨模様。来週への延期も考えましたが、とりあえず100・200・400mとエントリーして、最初の200mの結果次第で後のレースを決めることにしました。

 寒いものの幸いレース時には雨は上がり、予定通り200mのスタート。今回はスタブロ使用で、ラストでやや失速するも26秒前後は行けたという感触。結果は26秒20(0.0m)とまずまずの結果で、これなら400mは60秒を切れそうなので、100mはキャンセルして400mに臨みます。レストは1時間ちょっとあり、何とか回復しスタート。200mが刺激になって前半はやや押さえ気味でもスピードが出るだろうという予測が的中し、テンポよくスピードに乗ります。後半は外側の少年を追い上げ300mで抜き、さらに内側から迫っていたライバル・泣き走りおじさんも交えて、涙のホームストレート3連隊を編成。ゴール前は止まりそうになりますが、大きく崩れずにゴール。こちらも手ごたえはあった内容で、結果59秒53とサングラス先生の徹夜説教は免れました。体感的に前半抑えても、レース展開から見て結果的には先週の練習と同じように走れたようです。まあスピードは安定しているものの、勿論まだ持久力は上げていかなければならず、今月末のレースに向けてまた追い込み練習をしていきたいですね。

 ところで今回初めて泣き走りおじさん(今年50歳)に負けてしまいましたが、彼も3年ぶりに60秒切りと好調。直前の100mは13秒4とスピードは無いのですが、元々マラソンからの転向とあって(ベスト2時間49分)、800mも2分20秒前後と持久力があり、練習でも500mインターバルなどをこなしているようです。負けてちょっと悔しかったですが、ライバルの復活を嬉しく思います。という訳でサングラス先生、今回は私も頑張りましたっ!

「頑張っただ?100はサボるし、400の持久力も悪すぎや。レースのたびにベテラン選手には負けまくり、ガミガミ、クドクド・・・以下2時間続く・・・・・」

 きっと、いつか先生を見返してやる。そう心に誓って、今日も声を殺して泣くのでした。
2008年5月3日 (土) 今年初の90秒レスト300+200
 先週から足の付け根に少し痛みが出ていましたが、練習はこなせました。平日は7分レストでロードコース200m×3、400m前半ペースで28.7・28.4・29.7とスピードは上がってきていますが、58秒台を目指すなら3本目も維持しないといけないでしょう。今日は再び夏の日差し、サングラス先生に対抗すべく、私もサングラス着用で練習。また脚の付け根が痛むものの、ストレッチで何とか走れる状態に。予定通り400mレースペースでの90秒レスト300+200を実施、いよいよ400m専門練習の開始です。結果は43.1+31.9で300mが少し遅い状態ですが、+200mのタイムから見ても、現在はこれがベストペースのようです。つまり何とか59秒台という状態で、今後の練習でまずは300mを42秒そこそこに持って行きたいものです。当然疲労度は大きく、久々に酸欠大魔神登場でしたが、40分後に気合で300mを追加。全力で43.7と2セット目ではまずまずでしょうか。なお今日のメニューとあわせて、レースペース200m×3(200m歩きレスト)も組み合わせていく予定です。
 来週末の記録会はこの地元のトラックで行われますので参加予定、泣き走り全開は確定ですが60秒は切りたいと思います。ちなみに今日はジュニア短距離選手が数人練習しており、練習には非常に良いコンディションでしたね。

(いつも以上に巨大化して)「お前、ワシに対抗するってか?しかも4連休中、練習は今日だけかよ?3月の連休の時もそうだったが、やる気というもんが感じられない。とにかく陸上をなめておる。」

 屋根より高いサングラス先生ー、恐ろしそうに怒ってるーぅ♪・・・・子供の日にちなみ、歌ってごまかす・・・・
2008年4月27日 (日) 2年ぶり25秒台
 昨日は夕方から記録会で、200mに参加。30度近い夏の日差しでしたが、木曜の朝に突然腰痛が再発していまい、ひどくはないもののレース参加は危ぶまれました。とりあえずは競技場には向かい、駄目なら止めるつもりでアップを開始します。どうも違和感がある感じですが、腰のストレッチを入念に行い、最悪途中棄権も覚悟でスタートすることにしました。

 レースはスタブロ無しでもOKという事で、今回はスタンディングでスタート。前半はとにかくリラックスを心がけ、後半も失速なく走り切り無事にゴールイン。痛みが出ずにまずホッとしました。そしていつも25秒台のベテラン選手と差が小さかったので、記録の方ももしかしたらと期待していると・・・・結果は25秒91(-0.4m)と2年ぶりの25秒台。完走さえ心配していただけに、予想外の好記録でした。今回は天候も良く、練習でも追い込みによる疲れが抜けてきていたので、記録が出るのにちょうど良い時期だったと思われます。またレース後の疲労も少なく、200mはしっかり走りきれる状態になっているようです。また腰をかばった事で無意識にリラックスした走りが出来たとも考えられ、色々と好条件が重なって出たタイムだと思います。

 今後は腰痛にも気を付けながら、スピードを追い込んだ練習に生かして行きたいと思います。5月10日か17日に400mの予定で、現状のスピードなら58秒台も十分可能な状態です。これで60秒を切れなかったりしたら、サングラス先生に徹夜で説教されるのは必至、気合を入れて頑張ろうと思います。
2008年4月19日 (土) 追い込み週間
 先週末の400mレースが練習の一環としても物足りない感じだったので、レース翌日にも敢えて練習。400mペース200m×4(7分レスト)をロードで行い、疲労に加え強い向い風で29.9・29.6・29.8・31.5秒と4本目は潰れましたが、良い練習は出来ました。火曜日は同じくロードで10分レスト200m×3、1本目は400mペースで28.9とまずまず、その後はスピードを意識した300mペースで、こちらは27.2・27.8秒と好調時並のタイムでした。今日は小雨で冷たい風が吹く中でトラック練習。400mレースペースの200m×3(200m歩きレスト)の予定でしたが、1本目が28.6とあまりペースが上がらず、7分レストの4本に変更しました。その後29.2・29.6で、最後は全力で29.2。全て追い風でしたが、寒いとは言えいずれもタイムは伸びませんでした。やはりこの練習なら、全て28秒そこそこを目指していくスピードが必要です。このように日によって波がありますが、その中でも追い込んだ練習は続けて行きたいと思います。

 来週末は200mレースの予定で、何とか26秒台前半が出せればという状態でしょうか。まあスピードは今一つでも、現在顔は安定して良いというのは安心材料ですね。・・・・あれっ、先生方、どうして竹刀なんか持っておられるのですか?
2008年4月16日 (水) スペイン語でのセミナー発表
 昨日は私が研究室でのセミナー担当でした。論文紹介で皆でデスカッションし合うという形式で、それ自体は日本にいる時から行ってきました。論文は英語なので、マドリッドでは私はずっと英語で行っていました。他のメンバーは、私がスペイン語が分かるようになってからはスペイン語で行っています。私もスペイン語でやってみようと思っていたものの、訳する手間を考えると英語の方が良いと考えていました。ところが英語の原稿を作る分には、論文中の表現を使ったりしてやり易いのですが、自分の言葉でないのでどうも話しにくいと思っていました。加えて最近は英語を殆ど話さなくなったので、セミナーもスペイン語の方が良いかも知れないという事で、今回初めてスペイン語で行いました。

 もちろん語彙や文法の間違いはあるもののセミナー自体は問題なく、中々良かったという事でした。私自身としても、スペイン語の方が自分の言葉として表現しやすいですね。もっとも公式の場で話す場合は、さらに正確さが求められるとは思います。それでも英語に近い文法なので、実は日本語に訳すよりもかなり楽かも知れません。とにかく内容を理解していないと日本語訳が滅茶苦茶になり、サングラス先生にどつかれた経験を何度もしており、おそらく日本語は英語からの翻訳が最も難しい言語だと思われますね。という訳で、スペイン語でセミナーをという目標は5年目にして実現しました。
2008年4月13日 (日) 400m初戦参戦記
 「あれだけ大きい事言っておいて、このザマかね!?で、何発殴っていいのだ?」 

 (涙で目を真っ赤にして)昨日は夕方から記録会で、予定通り400mに参加しました。練習ではまずまずのスピードで、天候も良いとあって何とか59秒台でスタートをと意気込んで乗り込んで参りました。アップでの動きも悪くありません。

 レースは義足のランナーを含めて6人でスタート、前半は上手く加速して力まずに進めて行きます。中盤も踏ん張って、ラストの失速具合も理想的な感じでゴール。潰れず・出し惜しみせずという展開で良く走れた方で、60秒を切っている事を期待しながらタイム確認すると・・・・61秒29、自己ワーストタイ達成。サングラス先生も殴り甲斐があるというもので、予想外に悪い結果でした。しかし考えてみると、まだスプリント練習の期間が浅く、追い込み度もいまいちという段階。6年前に初戦でこのタイムだった時も、スプリント練習不足の割りに練習タイムはまずまずでした。しばらく練習を積んでいかないと、やはり本当の安定したタイムは出せませんね。なお義足のランナーは56秒台と素晴らしいタイム、ラストはかなり走りにくそうでしたが、大きな拍手の中で無事ゴールしていました。

 ちなみ6年前は3月末が初戦で、ほどなく100m12秒後半・200m26秒そこそこのタイムが出て、その後夏場に追い込んで秋の飛躍につなげました。現在の100・300・3000mベストを出した時期です。今後はスピードを意識しながらも追い込まないといけないでしょう。平日も脚の痛みが出ない程度に、本数をこなしていく予定です。2週間後も記録会で、スピード練習として100・200mにするかも知れませんが、練習は400mを見据えてしっかりこなして行きたいと思います。
2008年4月5日 (土) トラックで300m×2
 今季最初のスプリントレースまで後1週間。火曜日はロードコースで200m×2、レスト7分で追い込まずに29.4・29.0と、400mレースの前半を意識してスムーズに走れました。そして今日は非常に好天でやや暑い位の下、1年ぶりにトラック練習を行いました。まずは400mレースペースでの300m、43秒2と現状ではまずまずのタイムで、最初の100mで加速してその後リラックス、ラスト100mも踏ん張って維持というパターンも出来ています。30分後にもう1本追加し、こちらは全力で43秒3。全力なのに1本目と同タイムですが、実はこれは良い傾向だと思っています。というのも1本目の時点でスピードに乗って追い込んだ走りが出来ているという事で、好調のシーズンはむしろ2本目でやや落ちているくらいです。今後は1本目で42秒前後が出せるよう、スピード強化にも努めて行きたいと思います。なお自転車バンクはスプリントペースだと滑るようで、かなりタイムロスするので、今後も300mはトラックで行う予定です。

 今日の結果から来週のレースでは60秒は切れそうなので、400mに出場します。ラスト100mは未知数なものの、それで課題も分かってくるので気負わずに走りたいと思います。
2008年3月29日 (土) スプリントペース開始
 火曜日は最後の準スプリントペース200m×2を行い30秒8・31秒9、やや疲れている状態ながら動きは良く集中して走れました。そして今日からいよいよ400mペース練習を開始、まずはレスト7分で200m×4を行いました。この練習では最初の2本は400mレース前半の感覚で行い、その後中盤とラストを意識する感覚です。最初の2本は自転車バンクで29秒台・・・と思っていたら31秒6・31秒4と何故か全然ペースが上がらず。そこで3本目以降はロード坂コースに変更し、29秒0・30秒2とまずまずのスピードです。ここでケツワレ王子・ようちゃんになりかけますが、レスト15分取って気合で追加、ふくらはぎがつりそうになる中29秒4で走れました。1・2本目は上手く走れなかったものの、それ以降のタイムから見れば200mは26秒台中盤という現状でしょうか。

 今後のスプリント練習でも、まず基本スピードとなる200〜300mをしっかり走れる状態を作ろうと思います。よってレストは長めに取り、200m×5や300m×2を行います。その後に、レストの短い300+200mや200m×3で専門持久力を強化し記録を狙って行きたいと思います。
2008年3月22日 (土) 二日連続で練習
 先週に引き続き、今週も準スプリントペースの練習。平日はロードの200m×3で32.3・31.2・32.3秒、5分レストで追い込まずにしっかり走り切れた内容でした。金曜日は連休の二日目で翌日が雨の予報なので、繰り上げて自転車バンクで300m×3を行いました。今回も15分レストで48.8・48.6・48.4秒、3本目は意識してスピードを上げてタイムを落とさないようにしました。無風だったので47秒平均を目指しましたが、現状だとトラックでスパイク着用なら46秒台になり、動きも同時に意識する練習としては悪くはない範囲です。

  「まさか4連休中、練習1回なんて事はないよな?明日は雨でも練習するよな?」

 オスッ、今日は雨には降られず、それならばと自転車バンクで10分レスト400+200mをさせて頂きました。強風に負けないようにとロードレース用の軽いシューズを履くも、逆に少し滑って違和感があり、タイムも67秒1・33秒5。普段のアップシューズの方がかえって走りやすいですね。400mは昨日と同じペースで65秒目標でしたが、風によるロスの分もありタイムは上がらず、追い込み度もそれ程ではありませんでした。まあラストまでしっかり走れたのは良かったと思います。来週末からは400mペースの練習開始、300m×2や200m×4でスピード強化に努めたいと思います。
2008年3月15日 (土) 準スプリントペースへ
 先日のレースをもって800mペースの練習は終了。いよいよ400mペース!と行きたいところですが、その前に行うのが300m45秒(自転車バンクなら47秒前後)の「準スプリントペース」です。この練習で意識するのはストライドと腕振り。私の場合このペースになると、速さを意識するあまりチョコチョコした小さな動きになりがちです。よってレストを長く取って、3本のタイムとフォームを維持するのが目的です。
 
 早速今週平日はロードで200m×2。レースの疲れも少し残っていた事もあり2本にとどめましたが、32秒6・30秒3と2本目がかなりのハイペースでした。今日は自転車バンクで15分レストの300m×3。暖かいが強風でタイムが出ない状況、その中で49秒8・48秒8・49秒5と50秒は切る事が出来ました。この練習でイメージするのが「リラックス大将」。今日も200mまで向い風と非常に走りにくかったのですが、ここで力んでしまうとかなりロスしてしまいます。よってこの大将閣下を意識して走り、ラストは追い風に乗って走り切れたという内容でした。

 まだ乳酸耐性の練習ではないので、泣いてもがきながら3本こなすのが目標ではありません。あくまで速いペースを3本維持出来るよう、レストも15分以上で行っていきます。3月中はこのペースで強化して、その後の400mペースのための最後の基盤作りをしていきたいと思います。
2008年3月9日 (日) 800mペース練習の総仕上げ
 昨日は最後の800mペースの300m×5の予定でしたが、夕方に記録会が行われることが分り、ちょうど良い機会だと800mに出場する事にしました。気温は夕方でも15度近くあり、今回は2分30秒は確実に切れそうなコンディションです。参加者は非常に少なく殆どが高校生位。女子の1500mは一人で走るタイムトライアル状態で、800mも男子だけでしたが8人いたのは幸いでした。

 レースは最初から最下位ながら、暖かく動きが良いせいか200m33秒・400m69秒と予想よりかなり速いペース。この時点で少し苦しくなります。後半はペースが落ちて前ははるか彼方へ行ってしまうも、何とか維持しようと頑張ります。ラストは酸欠大魔神とサングラス先生が大乱闘を繰り広げるという壮絶な中、得意の涙のホームストレートを見せ付けてゴール。結果は2分27秒31で、ややオーバーペースながら大崩れせずに走り切れた内容だったと思います。600m地点のタイムを取っていませんが、おそらく33+36+38+40のラップでしょう。現状だと多少前半を抑えても同じタイムになっていたでしょうし、最後の800mペース練習としても良いレースだったと思います。4月以降400mの走力が上がって来れば、今回と同じ入りでもベスト近いタイムは狙えるでしょうね。ちなみに今回はレース後の酸欠大魔神は巨大で、頭痛はガンガンで吐き気までしました。つまりオレはとことんまで追い込んだ!という事で、サングラス先生の評価はいかに?

「前半がワシのノルマより5秒遅い、マイナス50点。後半の落ち込みが大きすぎる、マイナス50点。今日のお前は100点中0点や。」

 (目を閉じて一心不乱に)私はしっかり追い込めました、よく走れました、追い込めました、よく走れました・・・・以下800回繰り返す・・・・
2008年3月1日 (土) 300m×5の後で
 平日は800mペースでロード坂200m×5(レスト3分)。先週よりちょっと追い込むつもりで5本、夜でもそんなに寒くはなかったせいか動きは良く、33秒前後で走れました。今日は300m×5を5分レストで実施。同じく800mペースで、53秒くらいの設定でした。今日も午前中から暖かく、半袖ランパンでの練習です。そのせいか1本目は51秒と快調で、その後53・53・55・53秒。2本で苦しくなり4本目で限界を感じるも、5本目はアトランタ五輪のロダル先生をイメージして涙のペースアップ。予定の平均ペースで5本終了、よくやった、ようちゃん!と自分を褒めていたところ・・・・

  「ワシは嵐の中で二日連続300m×5。ロダル先生は、後半400mが53秒。で、お前は?」

 な、中嶋サングラス先生!これはもう、余力を振り絞って追加するしかないとスタート。後ろからは、腕組みしてにらんだままの中嶋先生がぴったりと付いて来られます。何という持久力であられるのでしょうか。そして泣き走り全快で56秒でゴール。結果6本平均が53秒台と800mのベストペースでこなせ、酸欠でヘロヘロになる中で中嶋先生は戻って行かれました。

 元々800mペースの300mインターバルは苦手なのですが、やはり1500m以上に400mの基礎持久力になる訳なので、来週辺りまで継続したいと思います。
2008年2月25日 (月) 歩いてゴールしたスプリンター達
 日曜は冬季マドリッドベテランズ選手権の800mに出場。今年は全国大会の後とあってか、参加者は少なめ。私は練習の一環として2分30秒切りを目標にしており、結果は2分31秒でした。雨は予報通りでしたが、やはり2月とあって冷え込みました。レースは36+37+37+40秒というラップ、条件が良ければ35+37+37+38秒=2分27秒くらいの皮算用だったので、まずまず走れた方でしょうか。終始競り合いの中で追い込んで走れた良い内容だったので、練習として考えても参加して良かったと思いますね。そしてM35の部2人中2位、昨年の400mに続きインチキメダル獲得。得意になっておりました。

 ところで今回は手動計時(おそらくトラブルか)でしたが、一人の係員が複数のタイムを取る方式というもので誤差が大きくなります。そこで多くの男性スプリンター達が抗議行動に出ました。200mではブロックを置かずにジョグのように走ったり、最初から歩いたり。知り合いの400m選手も「ラスト50mは歩くよ」と言っており、実際多くのランナーがそうしていました。異様な光景ですが、コンディションが悪い上に誤差の大きい測定方式、せっかくの選手権なのにという気持ちも分かります。まさにスペイン人気質であると言える行動で、日本だったら非常に険悪な雰囲気になるでしょう。勿論しっかり走っている人もいたので抗議は各個人の問題、抗議される側も「勝手にどうぞ」という感じでさばさばしており、一種のパフォーマンスのような雰囲気でもありました。ただ私がやっていたら・・・・S先生の10秒間50回ビンタが炸裂、おまけに次の3000mに強制出場させられていたのは間違いないでしょう。ちなみに中長距離では全員本気でした。

 このように私にとっては、意外な場面でスペイン人気質を目にした大会となりました。一生忘れる事はないと思いますね。そして練習としても、悪条件の中でしっかり走れたと思いますので、今後のトレーニングにつなげていきたいですね。
2008年2月16日 (土) マドリッドの青空に現れた酸欠大魔神
 今週から800mペースの練習を開始。平日はロード坂コースで3分レスト200m×3を34秒前後と、スピードはまずまず。追い込まずに終了し、今日の練習に備えました。今日は自転車バンクで、まず400m×2を90秒レストで実施。来週末の800mレースのペースチェックも兼ねてのもので、結果は75+74秒というタイム。1本目がやや遅いものの、トラックでスパイク着用ならイーブンに近い形で2分30秒は切れる状態でしょうか。30分後に2セット目を開始し、ペースを上げようと2分レストで300m×3に変更。今度は1本目が速すぎて、50+57+57秒。終了後は脚はもちろん腕にも乳酸が溜まり、今年初の酸欠大魔神が登場しました。昨年7月の400m練習以来の登場で、美しいマドリッドの青空が涙でかすみました。このように追い込んだ練習にはなりましたが、やはりペースは300mなら50〜55秒には維持したいので、レストを長めに取って行っていきたいと思います。

 24日のレースは、前半を72秒くらいで通過すれば後半大きく落ち込まないと思われます。練習の一環とは言え、現状のスプリント力では、前半突っ込む作戦はリスクが大きすぎますね。何とか2分30秒は切れるよう頑張りたいですね。
2008年2月11日 (月) 3度目の冬季マドリッド選手権参加記
 日曜は冬季のメインレースとなるマドリッド選手権に参加。1月からの練習状態をチェックする意味での1500mの出場で、最近の練習結果から5分15秒を目標にしていました。天候は前回と同じ快晴で温かく、前半からスピードに乗って記録を狙うには絶好のコンディションです。全体の参加者は例年より少ない感じで、記録会の延長のような雰囲気でありました。

 実は今回1500mは記録会扱いで、男子は15人位の1組だけ(女子は2人のみ)。私はスタートから最下位ですが、400m80秒と予定通りで、2周目も予定通りの86秒と行けそうな予感がします。しかし3周目は維持しているつもりで90秒まで落ち、5分15秒は難しくなります。それでも5分20秒は切りたいと、毎度お馴染み・泣き走り決死隊でラスト300mを突き進みます。ゴール後の自己計時は5分23秒台だったので、20秒切りは無いと分かり少し悔しかったですね。正式タイムは5分22秒77でラップは80+86+90+65秒、結果的にはややオーバーペースだった訳ですが、記録を狙っていて2周目までは非常に良い展開だったので仕方が無いでしょう。今後タイムを上げるとすれば、レースペースの1000mインターバルや1200+400mなどで中盤の持久力強化を行う事が必要だと思いますが、400mの基礎練習としては300mインターバルと持久走で良かったと思います。タイムも前回を何とか上回ったのは幸いで、冬練の第一段階の持久力としては合格の範囲と考えています。そして今後は、800mペースでのインターバルで強化していく事になります。

 「お前は週2回しか練習していない。中長距離も走れるとかほざいておるが、3000mを一度も走っていない。つまらん銅代謝の研究を未だに続けておる。例えお前が5分を切ろうとも、ワシは絶対に認めない。」

・・・・きっと、きっといつか先生は分かって下さる。そう信じて、今日も涙を流すのでありました。
2008年2月2日 (土) 死闘1分レスト300mインターバル
 今週火曜日はこの冬練最後となる4.2キロ持久走、18分48秒のコースセカンドベスト。日中ならもう少し上がるので、実質ベストタイムです。9分47秒+9分1秒と前半の感じでは18分台ぎりぎりと思われましたが、先日の1500mを境に持久力もさらにアップしたようです。

 そして今日はお待ちかね、1分レストの300mインターバルであります。60秒でどこまで押して行けるか、8本を目標にスタート。結果は58・58・60・61・62・62・62・61秒という内容で、3本目から徐々にペースが落ち始め、5本目にして妥協の女神様がウインクと投げキスで誘惑してきました。鼻の下を伸ばしていると、ガニ股でサングラス先生登場!女神様を背負い投げするや、歯茎をむき出し拳を振り上げて罵声をとどろかせます。あとは自分との戦い。泣きながらペースを維持し、レースのラストを意識して8本目クリア。平均は60秒を少し超えましたが、昨年3月の7本を上回ることが出来ました。もっとも昨年は7本平均が59秒台で、3000mレースでも11分45秒とかなり良い状態でした。それでも現在も、来週末のレースで5分20秒は切れる状態だと思います。

 レース展開は先日のような感じで良いと思います。80+85+85+65秒で5分15秒という目標で、記録を狙う分には多少のオーバーペースでも良いくらいでしょうか。とにかく恐れずに向かって行きたいと思います。なお3000mは走りません。絶対に。どうしてもと言うのなら、最後の切り札・ウソ怪我ウソ涙で先生方に抗議しようと思います。
2008年1月27日 (日) 皇太子夫妻がやって来た
 今週週水曜日に、研究所が最近新しい建物に移転したための記念式典が行われました。スペイン皇太子夫妻をお招きしてのものです。現在所属している研究所はノーベル賞受賞者のセベロ・オチョアによって創設され、分子生物学系ではスペイントップという事です。その割には実際色々と問題があるのですが、まあ新たな志を胸に仕事を進めていく事になります。式自体は30分ほどで終わり、その後立食パーティが行われましたが、実は私はこれを楽しみにしていました。いや食べ物ではなく、ぜひ皇太子夫妻とお話したいと思っていたからです。勿論日本では皇族とお話したことは一度もありません。

 夫妻はボディーガードに守られながらも、パーティでは非常に気さくに話し掛けられました。皇太子は2メートル近い長身で、混み合う人だかりの中でも群を抜いていましたね(レティシア妃も私より長身)。私も皇太子と握手した後、「学生ですか?」と尋ねられました。待っていましたとばかり自分の状況を少し説明し、最後に「お話出来て光栄です」を言うとにっこり笑ってくれました。確かに立場は特別とは言え、日本に比べると王室と一般市民の交流はかなりフラットで、中にはポケットに手を突っ込んだまま話している人もいた程です。緊張している人は全くおらず、本当に普通に会話をしています。さすがに馴れ馴れしく肩を叩いたりデコピンしたりするのはまずいでしょうけど、職場で上司と話すような感じで良いと思います(スペインでも違いはある)。そして多くの人が握手をしていましたが、話をした人は少なかったですね。やはりスペイン人にとっても皇族と話すのは特別な事のようで、私も周りを羨ましがらせて得意になっておりました。ちなみに、あわよくばレティシア妃(元新聞記者)ともお話しするぞ!と思っていましたが、握手だけでした。

 ところで多くの大学院生が、待遇改革や契約問題を訴えるロゴ入りのオレンジ色Tシャツを着て参加していました。皇太子夫妻も彼らに尋ねたところ、何人かの学生は自分たちの境遇を正直に訴えていました。日本だと、皇族と話す時は当たり障りの無い会話に終始すると思いますが、スペインならではの光景だったと思います。ちなみに私の場合は、「キャー、ベッカムだ!ベー様、こっち向いてーー!!」とか言っているミーハー少女と同じであります。という訳で、今回はただ皇太子と話したいという理由で参加させて頂きました。

「ずいぶん浮かれておるが、スペイン皇太子とワシではどっちが偉いかね?お前はどちらを尊敬しておるのだ?」

 オスッ、勿論それはフィリペ殿下・・・・も、もといっ、サングラス大先生であります。ワタクシは、先生が世界のサングラス王にならん事を祈り、日々練習に邁進して参ります。
2008年1月19日 (土) 春並みの陽気の中で
 今週も先週と同じ内容の練習を実施。平日の4.2キロ持久走は、前半が風で苦しみ19分25秒とタイムは伸びませんでしたが、10分7秒+9分18秒と後半大きく上げる事が出来、次回は無風なら18分台に入れるかという感触です。今日は半袖・短パンでも練習できる位の陽気で、再び2分レストの300m×10を行いました。前半から快調に進み、平均58秒台と先週よりちょっとペースアップ。この2分レストでの疲労度にも慣れて来たので、次回はいよいよ1分レストで泣く事になります。

 さて来週日曜は今季初の記録会で、1500mか3000mへの出場を考えています。いずれも練習の一環で、一月練習の状態チェックくらいの気持ちです。それでもタイムは、それぞれ5分25秒・11分50秒くらいは期待出来るでしょうか。どちらを走るかは当日になって決めるかも知れませんので、お楽しみに。

  「ワシなら2種目とも走りますが。そういう考えは全く起きないのかね?」

  ・・・・鼻ちょうちんを膨らませ、得意のウソ寝・ウソいびき・・・・
2008年1月12日 (土) 早くも2分レストクリア
 今週は平日の天気が悪いという予報で、月曜のうちに4.2キロ持久走を行いました。19分26秒と上がってきて、追加で5分レスト後に400mを入れて78秒と中々の内容でした。今日は再び好天に恵まれ、いよいよ2分レストでの300m×10を実施。先週の感じから、何とか60秒で10本は出来そうな気はしました。5本目できつくなり、例年通り7本目で自分に負けそうになります。しかしここからが本当の泣き走りと、気合でラスト3本をこなし、平均59秒台で10本クリア出来ました。例年だと1月下旬になって10本出来ているので、今年は予想外に走力アップが早いですね。もう1回2分レストで行ってから、1分レストで涙を見せておきたいと思います。妥協の女神様の誘惑か、サングラス先生の鉄拳か、乞うご期待。
2008年1月6日 (日) 300mインターバル開始
 冬練2回目の昨日は、自転車バンクで恒例の300mインターバルを行いました。1500mペースの60秒の設定で、まずは3分レストから開始します。5本目以降はきつくなりますが、平均58秒台で早くも10本こなせました。この練習そして持久走は、元々1500m用というより400mの基礎練習として行っています。このペースで追い込むことで、その後の800mやレースペースの練習にスムーズに移ることが出来ます。もちろん中長距離にも効果的なので、2月は1500mや3000mを走っているという訳です。例年は冬練当初は3分レストでも7本くらいが限界ですが、先月ずっと食っちゃ寝していた割りには好調です。

 しかし本当の泣き走りは来週から、そう、涙の2分レストが待っています。そしてその後は炎の1分レストに挑戦する予定です。昨年は1分レストは60秒で7連続が最高、今年も今から楽しみになって参りました。クワバラ、クワバラ、ナンマンダブ、主よ我に力を与えませ・・・・・・・
2008年1月1日 (火) 2008年の冬練開始
 マドリッドでは5度目の新年、そして9年目のトラックシーズンに向けて今日から練習を開始しました。好天に恵まれた中で4.2キロのロード持久走を行い、19分53秒。先週3000mを走った時はヘロヘロの13分台だったので、20分は絶対超えると思っていましたが、前後半それぞれ10分18秒+9分35秒と冬練開始時期にしてはまずまず走れました。前半かなり抑えましたが、それでも現状で後半がかなり上げられたのは良い滑り出しです。週末は300mインターバルを行いますが、1月中は持久走との組み合わせで強化していきます。2月のマドリッド選手権1500mもしくは3000mでは、やはり例年通り5分8秒・11分37秒の自己記録更新を念頭に置いています。そのためには、1月中は2分レストで300m×10を平均58秒・4.2キロ走18分30秒を目標にしていきたいと思います。

 そして今年は400mでは、まず5年ぶりとなる57秒台を第一目標にし、自己記録更新につなげていくつもりです。そのために200mでは・・・・

    「ワシに年賀状は出したかね?今年のお前の目標はワシが決める。以下の通りや。

1.最低週4回は練習しろ
2.長距離レースの時、Tシャツをランパンの外に出したまま走るな
3.銅代謝の研究を今すぐ止めろ。乳酸代謝の研究を行い、競技向上に役立てよ

    分かったのか。おい、何を泣いておるのだ?」