マレーシア訪問記の第2弾は、学会発表や人々との交流についてのレポートです。<アジア家政学会の様子>
学会には日本人も多く参加しており、そのほとんどがポスター発表でしたが、せっかくの海外参加なので私はいつも通りの口頭発表です。食物繊維が血糖値におよぼす影響という内容で、日本の伝統的野菜としてゴボウの効果を発表しました。下がその様子で、マレーシア人研究者から質問を受けるなど興味を持ってもらえたようです。セッション終了後に発表者全員で記念撮影したのが下の写真で、出身国は向かって左から、中国・日本×3・オーストラリア・日本・マレーシア・韓国×3・ザンビア(マレーシア留学中)・マレーシアです。なお日本国内でもそうですが、家政学分野という特性上やはり女性研究者の割合が圧倒的に高いです。
下は学会発表証書と、それを手にしたもう1枚の写真です。
そして下の写真は休憩時間中の会食の様子で、海外の学会ではこういった軽食を挟むことが多いですね。今回はアジア大会の割には小規模な学会運営でしたが、その分他国の研究者との交流が楽しめたのではと思います。
<人々との交流>
マレーシア人は外国人との交流に慣れている人が多いようで、日本との関係も良好です。この国では五輪真弓さんの歌が人気があり、帰りのタクシーの中では運転手が何とベストアルバムを聞かせてくれました。「声の柔らかさが好きだ」ということで、国境を越えて名曲が何十年たっても愛され続けていることを嬉しく感じますね。ちなみにタクシー代は、高速利用の50キロでも日本円で2000円と格安。電車代も日本の3割程度なので、長期間の観光も計画しやすいのではと思います。
そして帰国後の成田空港駅では、東京に行きたいがよく分からないというオーストラリア人旅行者をサポートしました。3週間滞在するそうで、私にもぜひオーストラリア旅行をと勧めてくれました。
このように海外でも国内でも、世界の人々とのちょっとした交流というのが私にとって一番楽しく感じます。特に今回はほとんど観光できなかっただけに、代わりに面白い体験が出来たと言えますね。
なお次回のアジア家政学会は、2025年にフィリピンで開催されます。フィリピンと言えば、サングラス横綱・ISAの山関が活躍されている国。スケジュールが合えば、また参加できればと思います。